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原発性肝臓がんと転移性肝臓がんの治療の違い

 原発性肝臓がんの場合には、他の場所に広がっていない限り、局所療法で寛解する可能性があります。治療法について詳しい説明はページを改めて行いますが、手術や経皮的治療、ラジオ波療法といったものがあります。

 これに対し、転移性肝臓がんの場合には同じようにはいきません。なぜなら、他に原発巣(ガン細胞が発生した場所)があるわけですから、その場所も含めて治療しなくてはならないためです。さらに、他の場所にも散らばっている可能性もあります。

 転移性肝臓がんの場合には、原発巣が大腸であることが多いのですが、この場合には肝臓だけを治しても寛解にはなりません。そこで、治療は体全体をトータルに捉える必要があります。

 原発巣が手術によって治療でき、肝臓についても手術やラジオ波療法が行える場合には寛解の可能性があります。ただし、血流に乗って他の場所にも広がってしまっていることが多く、再発の危険性も高いと言わざるを得ません。






転移性肝臓がんの余命と生存率

 原発巣から見ると、他の臓器にまで転移してしまっている状態になりますので、生存率はとても低いことが一般的です。たとえば、大腸がんが原発巣になっている場合には、遠隔転移が見られるステージ4期の5年生存率は10%程度です。

 転移性肝臓がんの場合には、原発巣がどの部位であるかによっても影響を受けますが、もはや余命が長くはないことが多いことも理解しておく必要があります。他の臓器に症状が広がってしまっている場合には、生存率が低いことが一般的なのです。