肝臓を守る正しいお酒の飲み方

1 自分の体質にあった適量で
飲みすぎないことは鉄則だが、自分に合った量を知ることが最も大切です。

酒の影響が表れてくるのは飲み始めて30分~1時間後なので、酒の初心者は最初の1時間、少しずつアルコールを摂取しながら、自分の体調の変化を見極め、1時間あたりに飲める自分の適量を知るようにしよう。

水で割れる焼酎などの酒で、濃さを調整しながら飲むのがお勧めです。


2 酒は“いち銘柄”に。飲み方を変えて
複数の酒を一度に飲むと酔いやすいのはよく知られているが、同じ種類の酒でも銘柄を変えると酔いやすくなることはあまり知られていない。

銘柄が違うと成分も若干異なるため、アルコール分解機能をもつ肝臓に負担がかかりやすい。


3 飲んだアルコールと同量の水を摂取する
アルコールは肝臓で分解されるが、その過程で大量の水が必要です。

飲んだアルコール量と同じかそれ以上の水分を摂るようにしよう。

また、焼酎やウイスキーは水で割って飲むことができるのでお勧め。

「飲みすぎたな」と思ったら寝る前に水を大量に摂る。


4 酒の温度に注意する。常温か、お湯割りで
人間は、舌の温度(約35℃)に近いほど、味を感じることができる。

酒も、常温~少し暖かい程度が、最も味わいを感じられる状態だ。

冷えすぎた酒は内臓を冷やすことにもつながり体に負担がかかるので、特に夜22時以降は、ロックは避けるようにしよう。

お湯割りは香りも強く、飲みすぎ防止効果もあります。


5 高たんぱくの食事と組み合わせて

食事を食べながら飲むのは、酔いすぎないための基本です。

肝臓のエネルギー源はたんぱく質なので、高たんぱくの食事(肉料理、魚料理、卵料理、豆類)をとりながら飲むのが特にお勧めです。


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