コーヒーの摂取量が多いと肝臓がんの発生率が低下

コーヒーを飲んでいる人は肝臓がんの死亡率が低いという研究結果が報告されています。

研究によるとコーヒーを飲まない人と比べて摂取群では肝臓がん発症リスクが全体で41%低下していました。

コーヒーの摂取量別の肝臓がんリスクの低下は,少量~中等量飲用群が30%,大量飲用群が55%でした。また,1 日のコーヒー摂取が 1 杯増えることにより全体で23%のリスク低下が認められました。

��日2~3杯程度のコーヒーで肝臓がんの発生リスクが半分くらいになるという報告は魅力的です。
動物実験でもコーヒーには大腸がんや肝臓がんの発生を抑える効果が報告されています。

発がん予防効果のメカニズムとして、コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール類やメラノイジンによる抗酸化作用が指摘されています。

野菜や果物から抗酸化物質を多く摂取していると一般的に考えられていますが、米国人は他の食品よりもコーヒーから抗酸化物質を多く摂取しているという報告もあります。

肝臓がんの発生や再発予防において抗酸化作用は重要なので、抗酸化作用の強い成分を豊富に含むコーヒーが有効なのかもしれません。




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