原発性肝臓がんの肝細胞がんの進行速度はまさに人それぞれですが、進行が早いと言われるスキルス性の胃がんに比べたら、比較的進行がゆっくりのがんです。
肝臓がんの原因であるウィルスに感染していることに気が付かず、治療をせずにいると、ウィルス感染から10年~30年ほどかけて肝炎、肝硬変、そして肝臓がんへと悪化していきます。
50歳頃からウィルス感染の進行は早くなってしまうため、結果的に肝臓がんになるのは早いと言われています。
肝臓がんになってしまっても進行は比較的遅いのですが、着実に進んでいってしまうので、早くに発見して治療をしなければいけません。
進行速度はがんの種類や状態、大きさ、そして年齢などによって変わってきます。
年齢が若い30代40代といった人のほうが肝細胞癌がんの進行が早く、気がついた時にはかなり進行していたというケースも少なくありません。
高齢者で肝細胞がんの進行が遅く、転移は見られるものの上手く治療をすることができるケースもあります。
進行速度の違いというのはがんの種類、状態、年齢による部分も大きいのです。
同じ肝臓がんでも、胆管細胞がんという種類の場合、肝細胞がんよりも進行が早いと言われています。
転移性肝臓がんの場合は、既に他の臓器からの転移ということで進行速度も人それぞれ大きく異なってきます。
一般的に、転移性肝臓がんの進行速度は原発の方のがんの進行速度を見ます。
原発が胃がんの場合は進行が早いと言えますし、大腸がんの場合は進行が遅いと言えます。