肝臓がんの入院期間は何ヶ月も及ぶというのは多くはありませんが、やはりがんですから入院は必要となってきます。
一般的な原発性肝臓がんの切除手術をする場合の入院期間
手術の数日前から入院し、手術に備えます。
手術後は傷の治りや体調などを見て退院の日を決めますが、ほとんどの人は10~20日ほどで退院できます。
がんの切除手術ではなく、経皮的エタノール注入療法や経皮的マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法といった局所治療の場合の入院期間はより短くて、3日~1週間程度で済みます。
がん以外に肝硬変がある場合や高齢の場合などは入院期間が一ヶ月ほどに長引いてしまう人もいます。
厚生労働省によると肝臓がんの平均入院日数は26日となっています。
通常の手術で必要な日数よりも長いのがわかります。
がんが再発するたびに検査が必要になりますので、約一ヶ月の期間の入院が再発のたびにあると思った方がいいかもしれません。
肝臓がんの入院は、連続で数ヶ月というよりも、入退院を繰り返すというイメージです。
転移性の場合の入院は、原発のがんの治療が中心となってくるのではっきりとした入院期間ははっきりとわからないものです。
原発のがんの治療が入院の必要のない抗がん剤治療をするケースもあれば、原発のがんの切除手術と、転移性肝臓がんの切除手術を同時期に行うケースもあります。
転移性のがんの状態だけでなく、原発のがんの状態に大きく左右されてしまうのですが、がんの多くの平均入院日数は30日前後というデータがあります。
がんの状態が悪いときは退院できず、しばらく入院が続くという人も少なくはありません。