肝硬変になった肝臓を元に戻すことは、現在の医療技術では不可能です。
問題は残っている肝臓の活動を助けることと、肝硬変の原因となっている肝臓の病気の治療の二つに重点を置きます。
肝臓の活動を助けることは、生活習慣の改善が良き治療法となります。
アルコールを制限し、タンパク質や塩分などの栄養素のコントロールも必要になってきます。
栄養バランスの取れた食事を心がけながら、また適度な運動を取り入れることによって代謝機能の回復も取り組みます。要するに肝臓に負担をかけないことが望まれるのです。
肝臓の病気の治療は、肝硬変の原因である根治治療を目的とします。
肝炎が原因の場合はその種類によっての治療を行います。B型肝炎やC型肝炎などが有名で、インターフェロン療法が効果があると言われています。
黄疸や腹水、食道静脈瘤などの合併症の症状が見られる場合は、それらの治療も随時行っていきます。肝硬変の症状が進まないよう、可能な限りこまめに体調の変化に注意したいところです。
肝硬変は治らない病気ですが、肝硬変が理由で死ぬというものでもありません。
合併症の治療、生活習慣の改善など、病気に対する姿勢を正せば、問題なく日常生活を送ることができるのです。
肝硬変と診断されたら
肝硬変は残念ながら完治できる病ではありません。
肝硬変になると肝臓の細胞が線維化することにより固くなってしまい、その部分の肝臓の機能が働かなくなります。
一度、線維化してしまうとその部分は元には戻りません。
健康な身体であれば肝臓自体は、その機能の半分を失っても特に影響はありません。
肝硬変と診断された場合は少し違ってきます。
肝硬変になると肝細胞の数の減少とともに、ひとつひとつの肝細胞の機能も弱くなっていますから機能の半分が失われても大丈夫という訳ではありません。
今ある肝臓の機能を上手く使いながら肝臓に負担をかけないような生活をしていかなければなりません。
肝硬変の治療の基本は自分の肝臓の残った機能を維持することです。
アルコールは禁止になりますし、食事についても注意しなければなりません。
肝硬変には高蛋白・高カロリーの食事を摂らなければならないというふうに言われていましたが、これはあくまでも食料事情が悪かった時代の話であって現代の食事であれば一般的な食事をしていれば問題はありません。
カロリー等を気にするよりバランスの良い食生活をすることが大切です。
肝硬変の食事内容
1.線維質の多いものを欠かさない。(海草類、きのこ類。こんにゃくなど。)
2.蛋白質は、軽症~中等度の肝硬変は普通に摂って良い。浮腫・腹水・肝性脳症がある場合は控えめにすること。
3.食欲がないときや、蛋白制限をしているときは糖分の多いものをとる。(果物、甘い菓子など。)
4.浮腫・腹水がある場合は塩分を控える。
5.肝硬変では、胃炎を伴っていることが多いので、刺激物は出来るだけ避ける。
運動に関しても個人の判断でジョギングやウォーキングを始めるのはよくありません。
必ず医師と相談してから肝臓に負担にならないような運動をしなければなりません。
運動をまったくしないほうが良いのかというと、そうではありません。
相反することでとても難しいのですが運動をしないことで筋肉が落ちると肝性脳症の発症や肝不全の発症につながってしまいますので注意が必要です。
肝硬変は生活管理をきちんとすれば日常生活ではそれほど影響が出ることはありませんが、仕事に関してはある程度の制約があります。
過労を伴う肉体労働は原則禁止となりますし、夜勤に関しても同様にしない方が良いとされています。
肝硬変を患っている方には糖尿病も併発されている方が多いと言われています。
肝硬変の治療と糖尿病の治療は相反するものがあり、なかなか難しいものがあります。
糖尿病の場合は出来るだけカロリーを抑えて運動をするように医師から指導されるはずですが、肝硬変の場合はカロリーは摂り、運動は避けると、まったく逆の指導です。
糖尿病と肝硬変を併発している場合は肝硬変の治療が優先されるはずですが、糖尿病の治療を止めるわけではありません。
肝硬変と糖尿病を併発している場合の治療はインスリン治療が中心になります。
インスリンを使うことで膵臓への負担が減りますから血糖値の安定につながりますので肝臓での栄養状態も改善されてきます。
個人判断だと症状の改善どころか悪化につながりますので注意が必要です。
このように肝硬変と診断された場合は医師の指示のもと、生活環境の改善と投薬治療をおこなうことになります。
肝硬変は治ることはありませんが現状を維持することで普通の生活ができます。
肝硬変になると肝臓の細胞が線維化することにより固くなってしまい、その部分の肝臓の機能が働かなくなります。
一度、線維化してしまうとその部分は元には戻りません。
健康な身体であれば肝臓自体は、その機能の半分を失っても特に影響はありません。
肝硬変と診断された場合は少し違ってきます。
肝硬変になると肝細胞の数の減少とともに、ひとつひとつの肝細胞の機能も弱くなっていますから機能の半分が失われても大丈夫という訳ではありません。
今ある肝臓の機能を上手く使いながら肝臓に負担をかけないような生活をしていかなければなりません。
肝硬変の治療の基本は自分の肝臓の残った機能を維持することです。
アルコールは禁止になりますし、食事についても注意しなければなりません。
肝硬変には高蛋白・高カロリーの食事を摂らなければならないというふうに言われていましたが、これはあくまでも食料事情が悪かった時代の話であって現代の食事であれば一般的な食事をしていれば問題はありません。
カロリー等を気にするよりバランスの良い食生活をすることが大切です。
肝硬変の食事内容
1.線維質の多いものを欠かさない。(海草類、きのこ類。こんにゃくなど。)
2.蛋白質は、軽症~中等度の肝硬変は普通に摂って良い。浮腫・腹水・肝性脳症がある場合は控えめにすること。
3.食欲がないときや、蛋白制限をしているときは糖分の多いものをとる。(果物、甘い菓子など。)
4.浮腫・腹水がある場合は塩分を控える。
5.肝硬変では、胃炎を伴っていることが多いので、刺激物は出来るだけ避ける。
運動に関しても個人の判断でジョギングやウォーキングを始めるのはよくありません。
必ず医師と相談してから肝臓に負担にならないような運動をしなければなりません。
運動をまったくしないほうが良いのかというと、そうではありません。
相反することでとても難しいのですが運動をしないことで筋肉が落ちると肝性脳症の発症や肝不全の発症につながってしまいますので注意が必要です。
肝硬変は生活管理をきちんとすれば日常生活ではそれほど影響が出ることはありませんが、仕事に関してはある程度の制約があります。
過労を伴う肉体労働は原則禁止となりますし、夜勤に関しても同様にしない方が良いとされています。
肝硬変を患っている方には糖尿病も併発されている方が多いと言われています。
肝硬変の治療と糖尿病の治療は相反するものがあり、なかなか難しいものがあります。
糖尿病の場合は出来るだけカロリーを抑えて運動をするように医師から指導されるはずですが、肝硬変の場合はカロリーは摂り、運動は避けると、まったく逆の指導です。
糖尿病と肝硬変を併発している場合は肝硬変の治療が優先されるはずですが、糖尿病の治療を止めるわけではありません。
肝硬変と糖尿病を併発している場合の治療はインスリン治療が中心になります。
インスリンを使うことで膵臓への負担が減りますから血糖値の安定につながりますので肝臓での栄養状態も改善されてきます。
個人判断だと症状の改善どころか悪化につながりますので注意が必要です。
このように肝硬変と診断された場合は医師の指示のもと、生活環境の改善と投薬治療をおこなうことになります。
肝硬変は治ることはありませんが現状を維持することで普通の生活ができます。
肝硬変の食事療法
肝硬変の症状の場合には、慢性肝炎と際と同様に、栄養のバランスがよく、なおかつ低カロリーの食事を摂取することが大切です。
肝硬変が悪化して腹水の症状がでてきたり、肝性脳症になったりすると、塩分やタンパク質を抑える食事制限が実施されます。
肝硬変は代償期と非代償期に分けられます。
比較的軽い症状とされる代償期においては、肝臓の弱った箇所が他の部分で代償されているため、できる限り十分な栄養を摂取することが重要です。
非代償期においては、血漿アミノ酸不均衡、低アルブミン血症、高インスリン血症などの種々な栄養代謝の異常を生じます。
肝硬変の食事療法における注意点として、高たんぱく、高エネルギーの食事をしっかりと心がけてください。
アルコール性肝硬変の場合では、飲酒のために通常食べることによって摂取するたんぱく質やエネルギーなどの栄養が不足するので、高たんぱく・高エネルギー食が非常に効果的だからです。
ウィルス性の肝硬変の症状の場合には高たんぱく高エネルギー食を過剰に摂取するよりもバランスよく適量をとることが重要です。
また、就寝前に軽い食事をすることもおススメです。
非代償期の肝硬変の症状の場合には、肝臓のグリコーゲン貯蔵量が減少してしまいがちです。
食後の10時間近く経過する早朝起床時には必要な糖分が不足状態になるのです。
肝硬変が悪化して腹水の症状がでてきたり、肝性脳症になったりすると、塩分やタンパク質を抑える食事制限が実施されます。
肝硬変は代償期と非代償期に分けられます。
比較的軽い症状とされる代償期においては、肝臓の弱った箇所が他の部分で代償されているため、できる限り十分な栄養を摂取することが重要です。
非代償期においては、血漿アミノ酸不均衡、低アルブミン血症、高インスリン血症などの種々な栄養代謝の異常を生じます。
肝硬変の食事療法における注意点として、高たんぱく、高エネルギーの食事をしっかりと心がけてください。
アルコール性肝硬変の場合では、飲酒のために通常食べることによって摂取するたんぱく質やエネルギーなどの栄養が不足するので、高たんぱく・高エネルギー食が非常に効果的だからです。
ウィルス性の肝硬変の症状の場合には高たんぱく高エネルギー食を過剰に摂取するよりもバランスよく適量をとることが重要です。
また、就寝前に軽い食事をすることもおススメです。
非代償期の肝硬変の症状の場合には、肝臓のグリコーゲン貯蔵量が減少してしまいがちです。
食後の10時間近く経過する早朝起床時には必要な糖分が不足状態になるのです。
四大アルコール性肝障害の原因、症状
・アルコール性脂肪肝
��原因)
アルコール性肝障害としては初期段階ですが、注意が必要です。アルコールを大量に飲むと肝臓の機能はアルコール処理ばかりに追われ、脂肪の分解機能が低下します。そのため中性脂肪が肝細胞につき、脂肪肝になるというアルコール性肝障害です。アルコールはそのものもカロリーが多く、さらにおつまみなどもカロリーが高いため脂肪肝になりやすくなります。
��症状)
アルコール性肝障害の症状はほとんどなく、重度の場合でも倦怠感や食欲不振、膨満肝が感じられる程度です。
・アルコール性肝線維症
��原因)
アルコール性肝障害としてはアルコール性脂肪肝の次の段階の症状となります。アルコールを大量にかつ長年に渡り摂取し続けると肝細胞は壊死し、周囲は線維化しだします。このようなアルコール性肝障害の状態でさらにアルコールを摂取し続けると肝硬変になります。アルコール性肝障害では最も重い症状がアルコール性肝硬変です。
��症状)
食欲不振や倦怠感、腹痛があり、進行し重度の状態になると発熱し、黄疸症状が体に現れます。
・アルコール性肝炎
��原因)
長年アルコールを大量に摂取しており、肝細胞がかなりのレベルで痛んでいるアルコール性肝障害の状態で、宴会などで急激にアルコールを大量に摂取したときに起こる急性のアルコール性肝障害です。
症状が重い状態では死亡する可能性があるので、入院治療が必要になります。
��症状)
倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱や黄疸があり、肝臓のある右わき腹を押さえると痛みを感じます。また症状が悪化すると意識がなくなり、 精神障害を起こしたり昏睡状態となって死亡にいたることがあるアルコール性寒暑がいです。
・アルコール性肝硬変
��原因)
慢性肝炎が進行し、重度の肝細胞の破壊が起こり、肝臓全体が線維に覆われ肝硬変となります。このようなアルコール性肝障害の状態になると2度と回復することはありません。アルコール性肝障害になってもアルコール性肝硬変になるのだけは防ぐようにしましょう。
��症状)
肝臓には代償能力というまだ壊死していない細胞で壊死したぶんの機能を補う能力が備わっているため、肝硬変が初期の場合はほとんど症状がありません。 この状態を代償性肝硬変と言います。しかしさらにアルコール性肝障害が進行すると次第に症状が出始める非代償肝硬変になります。この状態では手掌紅班、腹水、 浮腫、乳房の女性化、発熱、月経異常などの症状が出ます。昔はここまでのアルコール性肝障害がでると5年生存率は5割以下でしたが、現在は8割を越えてきています。
肝硬変は軽度ならば慢性肝炎に改善できますが、重度になると肝がんを発症する可能性が高まります。つまりアルコール性肝障害は肝がんの入り口なのです。
アルコール性肝障害の予防
アルコール性肝障害を防ぐには週に2日、お酒を休みにすると効果的といわれています。
アルコール性肝障害の治療法としては禁酒できるかが大きなポイントとなるわけです。
女性は男性に比べてアルコール性肝障害になる可能性が高いといわれています。
��原因)
アルコール性肝障害としては初期段階ですが、注意が必要です。アルコールを大量に飲むと肝臓の機能はアルコール処理ばかりに追われ、脂肪の分解機能が低下します。そのため中性脂肪が肝細胞につき、脂肪肝になるというアルコール性肝障害です。アルコールはそのものもカロリーが多く、さらにおつまみなどもカロリーが高いため脂肪肝になりやすくなります。
��症状)
アルコール性肝障害の症状はほとんどなく、重度の場合でも倦怠感や食欲不振、膨満肝が感じられる程度です。
・アルコール性肝線維症
��原因)
アルコール性肝障害としてはアルコール性脂肪肝の次の段階の症状となります。アルコールを大量にかつ長年に渡り摂取し続けると肝細胞は壊死し、周囲は線維化しだします。このようなアルコール性肝障害の状態でさらにアルコールを摂取し続けると肝硬変になります。アルコール性肝障害では最も重い症状がアルコール性肝硬変です。
��症状)
食欲不振や倦怠感、腹痛があり、進行し重度の状態になると発熱し、黄疸症状が体に現れます。
・アルコール性肝炎
��原因)
長年アルコールを大量に摂取しており、肝細胞がかなりのレベルで痛んでいるアルコール性肝障害の状態で、宴会などで急激にアルコールを大量に摂取したときに起こる急性のアルコール性肝障害です。
症状が重い状態では死亡する可能性があるので、入院治療が必要になります。
��症状)
倦怠感、食欲不振、吐き気、発熱や黄疸があり、肝臓のある右わき腹を押さえると痛みを感じます。また症状が悪化すると意識がなくなり、 精神障害を起こしたり昏睡状態となって死亡にいたることがあるアルコール性寒暑がいです。
・アルコール性肝硬変
��原因)
慢性肝炎が進行し、重度の肝細胞の破壊が起こり、肝臓全体が線維に覆われ肝硬変となります。このようなアルコール性肝障害の状態になると2度と回復することはありません。アルコール性肝障害になってもアルコール性肝硬変になるのだけは防ぐようにしましょう。
��症状)
肝臓には代償能力というまだ壊死していない細胞で壊死したぶんの機能を補う能力が備わっているため、肝硬変が初期の場合はほとんど症状がありません。 この状態を代償性肝硬変と言います。しかしさらにアルコール性肝障害が進行すると次第に症状が出始める非代償肝硬変になります。この状態では手掌紅班、腹水、 浮腫、乳房の女性化、発熱、月経異常などの症状が出ます。昔はここまでのアルコール性肝障害がでると5年生存率は5割以下でしたが、現在は8割を越えてきています。
肝硬変は軽度ならば慢性肝炎に改善できますが、重度になると肝がんを発症する可能性が高まります。つまりアルコール性肝障害は肝がんの入り口なのです。
アルコール性肝障害の予防
アルコール性肝障害を防ぐには週に2日、お酒を休みにすると効果的といわれています。
アルコール性肝障害の治療法としては禁酒できるかが大きなポイントとなるわけです。
女性は男性に比べてアルコール性肝障害になる可能性が高いといわれています。
肝機能の数値:γ-GTP
γ-GTPは、肝臓、腎臓、すい臓、脾臓、小腸などに含まれている解毒作用に関係している酵素で、アルコールに反応します。
γ-GTPは肝臓や胆管の細胞が死んだときに血液中に流れ出すため、肝臓や胆管の細胞がどれくらい壊れたかを示す一つの指標になります。
アルコール性肝障害や、胆石で胆道が塞がれたときに数値は上がりやすいと言われています。
血液中にγ-GTPが流れ出ること自体は、体に悪いことではなく、γ-GTPがなぜ増えているのかということが注目すべきポイントです。
γ-GTP値が高いと、肝臓の細胞などが壊されているのではないかという恐れがあります。
肝機能数値の正常値
γ-GTP(正常値)男性…50IU/L単位以下
γ-GTP(正常値)女性…32IU/L単位以下
正常値を下回っている分には問題ありませんが、数値が上回っている場合には、肝臓に負担がかかっていると考えられます。
γ-GTPの数値が高くても100以下であれば、禁酒などお酒・アルコールを控えることで正常値に戻ると考えられます。
��00以上であれば、脂肪肝が進行していると考えられます。
γ-GTPは肝臓や胆管の細胞が死んだときに血液中に流れ出すため、肝臓や胆管の細胞がどれくらい壊れたかを示す一つの指標になります。
アルコール性肝障害や、胆石で胆道が塞がれたときに数値は上がりやすいと言われています。
血液中にγ-GTPが流れ出ること自体は、体に悪いことではなく、γ-GTPがなぜ増えているのかということが注目すべきポイントです。
γ-GTP値が高いと、肝臓の細胞などが壊されているのではないかという恐れがあります。
肝機能数値の正常値
γ-GTP(正常値)男性…50IU/L単位以下
γ-GTP(正常値)女性…32IU/L単位以下
正常値を下回っている分には問題ありませんが、数値が上回っている場合には、肝臓に負担がかかっていると考えられます。
γ-GTPの数値が高くても100以下であれば、禁酒などお酒・アルコールを控えることで正常値に戻ると考えられます。
��00以上であれば、脂肪肝が進行していると考えられます。
肝機能の数値:GOTとGPT
この2つは、タンパク質を分解してアミノ酸をつくる酵素で、GOTの正式名称を「グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ」、GPTの正式名称を「グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ」と言います。
ほとんど同じ働きをするのですが、GPTのほとんどは肝臓に存在するのに対し、GOTは肝臓だけでなく、腎臓や赤血球、心臓や手足の筋肉などにも存在するという違いがあります。
これらは、肝臓に含まれる酵素で、肝細胞が壊れたり、細胞膜の透過性が増すことで、血液中に酵素が流れ出すことで、数値があがります。
したがって、肝臓に異常があった場合は、ほとんどの場合両方の数値が上がりますが、GOTの数値だけが上がって、GPTの数値が上がらない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどが考えられます。
肝臓において、GPTとGOTの数値を比べると、脂肪肝や慢性肝炎の場合はGPTがGOTの数値を上回り、症状が肝硬変に進行すると逆転してGOTがGPTを上回ることになります。
正常値はGOTが8~40IU/L、GPTは5~45IU/Lです。これより低いからと言っても特に問題はないのでご安心ください。
正常値以上100未満の場合は、慢性肝炎や肝硬変、脂肪肝の疑いがあるので要注意です。
ウイルス性肝炎の場合は、数値が100を越え、悪化すれば500を越える数値になることもあります。
ここまでくればすぐに病院へ行って治療を受けましょう。
ほとんど同じ働きをするのですが、GPTのほとんどは肝臓に存在するのに対し、GOTは肝臓だけでなく、腎臓や赤血球、心臓や手足の筋肉などにも存在するという違いがあります。
これらは、肝臓に含まれる酵素で、肝細胞が壊れたり、細胞膜の透過性が増すことで、血液中に酵素が流れ出すことで、数値があがります。
したがって、肝臓に異常があった場合は、ほとんどの場合両方の数値が上がりますが、GOTの数値だけが上がって、GPTの数値が上がらない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどが考えられます。
肝臓において、GPTとGOTの数値を比べると、脂肪肝や慢性肝炎の場合はGPTがGOTの数値を上回り、症状が肝硬変に進行すると逆転してGOTがGPTを上回ることになります。
正常値はGOTが8~40IU/L、GPTは5~45IU/Lです。これより低いからと言っても特に問題はないのでご安心ください。
正常値以上100未満の場合は、慢性肝炎や肝硬変、脂肪肝の疑いがあるので要注意です。
ウイルス性肝炎の場合は、数値が100を越え、悪化すれば500を越える数値になることもあります。
ここまでくればすぐに病院へ行って治療を受けましょう。
肺がんの治療費を軽減するには
健康保険による高額療養費
高額な医療費の負担を軽くするために、健康保険には高額療養費制度が設けられています。
月ごとに一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分がもどってくるという内容になっています。
同じ月に、同じ医療機関に支払った医療費が対象となり、外来と入院とを別にして計算します。
��年間に4回以上高額療養費制度を利用する場合には、4回目からの自己負担額は定額となります。一般世帯で4万4400円、高額所得世帯は8万3400円となります。
自己負担限度額(70歳未満、2006年)一般世帯
8万100円+(かかった医療費-26万7000円)×1%
高額所得世帯
(15万円+(かかった医療費-50万円)×1%
生活保護世帯など
3万5400円
入院中の食事代や差額ベッド代、診断書などの書類作成費用は、高額療養費の対象とはなっていません。
月ごとの計算になるので、入院の日数が同じでも複数月にわたる場合は、払い戻し額が違ってきます。
��0歳以上の人は、70歳未満の人と自己負担限度額が異なります。70歳以上で一般所得の人が外来にかかった場合、ひとつの医療機関で同月に1万2000円以上支払うことはありません。
入院の場合も、同じようにして4万4400円を超えることはありません。
支払い費用を貸し付ける制度
当座の支払いにあてる費用を無利子で貸し付ける制度もあります。貸付額は高額療養費として払い戻される額の8割相当になります。
同じような制度として、受領委任払いがあります。これは、高額療養費の分は保険者が医療機関に納めて、本人は最終的な自己負担分だけを医療機関の窓口に納める方法です。
高額医療の高額療養制度における、前借りできる金額は、サラリーマンなどが加入する政府管掌健康保険と船員保険は、高額療養費の8割相当額です。
自営業者などが加入する国民健康保険については、市区町村によってことなり、7~10割です。
加入されている健康保険によって違いますのでご確認ください。
治療費以外に大きな出費となるのが、入院時の差額ベッド代です。都市部の個人病院の場合、4人以上の部屋でも1日あたり数千円かかるところが多くあります。個室になると、1日あたり1万円~5万円かかるようになります。
症状によって病院から個室に入るように指示された場合は、全額自己負担とはなりませんが、本人が個室を希望した場合は、全額自己負担となります。
高額な医療費の負担を軽くするために、健康保険には高額療養費制度が設けられています。
月ごとに一定の金額(自己負担限度額)を超えた部分がもどってくるという内容になっています。
同じ月に、同じ医療機関に支払った医療費が対象となり、外来と入院とを別にして計算します。
��年間に4回以上高額療養費制度を利用する場合には、4回目からの自己負担額は定額となります。一般世帯で4万4400円、高額所得世帯は8万3400円となります。
自己負担限度額(70歳未満、2006年)一般世帯
8万100円+(かかった医療費-26万7000円)×1%
高額所得世帯
(15万円+(かかった医療費-50万円)×1%
生活保護世帯など
3万5400円
入院中の食事代や差額ベッド代、診断書などの書類作成費用は、高額療養費の対象とはなっていません。
月ごとの計算になるので、入院の日数が同じでも複数月にわたる場合は、払い戻し額が違ってきます。
��0歳以上の人は、70歳未満の人と自己負担限度額が異なります。70歳以上で一般所得の人が外来にかかった場合、ひとつの医療機関で同月に1万2000円以上支払うことはありません。
入院の場合も、同じようにして4万4400円を超えることはありません。
支払い費用を貸し付ける制度
当座の支払いにあてる費用を無利子で貸し付ける制度もあります。貸付額は高額療養費として払い戻される額の8割相当になります。
同じような制度として、受領委任払いがあります。これは、高額療養費の分は保険者が医療機関に納めて、本人は最終的な自己負担分だけを医療機関の窓口に納める方法です。
高額医療の高額療養制度における、前借りできる金額は、サラリーマンなどが加入する政府管掌健康保険と船員保険は、高額療養費の8割相当額です。
自営業者などが加入する国民健康保険については、市区町村によってことなり、7~10割です。
加入されている健康保険によって違いますのでご確認ください。
治療費以外に大きな出費となるのが、入院時の差額ベッド代です。都市部の個人病院の場合、4人以上の部屋でも1日あたり数千円かかるところが多くあります。個室になると、1日あたり1万円~5万円かかるようになります。
症状によって病院から個室に入るように指示された場合は、全額自己負担とはなりませんが、本人が個室を希望した場合は、全額自己負担となります。
肝臓の検査の数値:LAP(ロイシンアミノペプチターゼ)
LAPとはタンパク質を分解するはたらきを持つ酵素の一種です。
肝臓や腎臓、膵臓、腸管、子宮、脳などの細胞に含まれていますが、血中に増えるのは主に肝臓・胆道系の障害のときです。
肝臓障害などで胆道がつまって胆汁がうまく流れなくなることが起こると、胆汁が逆流してLAPが血液中に流れ込み、血中のLAP値が著しく上昇します。
とくに肝臓・胆道系の病気を診断する指標として利用されています。
この検査だけでは診断しきれないので、普通はほかの肝機能検査と組み合わせて行われます。
LAPの検査方法
血液を採取し、遠心分離器で分けた血清を測定器で調べます。免疫抑制剤を服用していると活性が低下しますので、この薬を使用中の人はあらかじめ医師に申し出てください。
基準値
30~80IU/l(LPNA法)となっていますが、検査方法にはさまざま種類があり、測定単位も異なります。したがって、複数の医療機関で検査を受け、その結果を比べる場合は数字だけではなく、単位にも気をつけてください。
LAPの検査値は、1歳未満の子供では高値を示しますが、それ以降は成人に向かうに従い安定し、性別や食事、運動による影響はほとんどありません。
飲酒などアルコールの摂取が多いとγ-GTPと平行して上昇する場合もあります。
検査結果の判定
LAP値が高度に上昇した場合には、肝臓がんや胆道系のがん、胆石、すい臓がんなどによる胆道閉塞が疑われます。肝臓がんでは胆道の閉塞がなくても高度に上昇し、ウイルス性肝炎や薬剤性肝炎でも胆汁がうっ滞すると高値になります。また、子宮がんや卵巣がんなどでも高値を示します。
軽度の上昇がみられる場合には、慢性・急性肝炎、脂肪肝、肝硬変などが考えられます。
妊娠でも上昇しますが、分娩後は正常値に落ち着きます。妊娠中毒症や切迫流産では正常妊娠よりCAP(シスチンアミノペプチターゼ)が低値を示すため、胎盤機能が正常かどうかをみる目安にもなります。
異常があったら
LAPの検査だけでは、治療方針が立てられないので、ビリルビン、ALP、A/G比、ICG負荷試験、膠質反応などの肝機能検査の結果と組み合わせて総合的に判断されます。
LAP値がやや高い程度で、他の検査で正常な場合は、積極的に治療は行なわれませんが、再検査をして経過がみられます。
その場合、LDH(乳酸脱水素酵素)のアイソザイム検査でDLH5が増えるか、GOTやGPTがやや上昇しているときでも、他の肝機能検査で異常がなければ、特に治療の必要はありません。ただし、経過の観察と定期的なLAPの測定は必要となります。
胆汁がうっ滞して、LAP以外の胆道系酵素が増加する場合は、超音波検査やCT検査、胆道造影検査などの画像検査を行ない、胆管の拡張や炎症、がんなどの有無を調べます。
肝臓外で胆汁がうっ滞して黄疸が強くあらわれている場合は、肝臓から胆管に管を挿入して胆汁を取り除く、経皮経肝胆道ドレナージを行なうことがあります。
異常な場合に疑われる病気
肝臓がん、胆道がん、すい臓がん、結石などの胆道閉塞、慢性・急性肝炎、薬剤性肝障害、ウイルス性肝炎、肝硬変など
肝臓や腎臓、膵臓、腸管、子宮、脳などの細胞に含まれていますが、血中に増えるのは主に肝臓・胆道系の障害のときです。
肝臓障害などで胆道がつまって胆汁がうまく流れなくなることが起こると、胆汁が逆流してLAPが血液中に流れ込み、血中のLAP値が著しく上昇します。
とくに肝臓・胆道系の病気を診断する指標として利用されています。
この検査だけでは診断しきれないので、普通はほかの肝機能検査と組み合わせて行われます。
LAPの検査方法
血液を採取し、遠心分離器で分けた血清を測定器で調べます。免疫抑制剤を服用していると活性が低下しますので、この薬を使用中の人はあらかじめ医師に申し出てください。
基準値
30~80IU/l(LPNA法)となっていますが、検査方法にはさまざま種類があり、測定単位も異なります。したがって、複数の医療機関で検査を受け、その結果を比べる場合は数字だけではなく、単位にも気をつけてください。
LAPの検査値は、1歳未満の子供では高値を示しますが、それ以降は成人に向かうに従い安定し、性別や食事、運動による影響はほとんどありません。
飲酒などアルコールの摂取が多いとγ-GTPと平行して上昇する場合もあります。
検査結果の判定
LAP値が高度に上昇した場合には、肝臓がんや胆道系のがん、胆石、すい臓がんなどによる胆道閉塞が疑われます。肝臓がんでは胆道の閉塞がなくても高度に上昇し、ウイルス性肝炎や薬剤性肝炎でも胆汁がうっ滞すると高値になります。また、子宮がんや卵巣がんなどでも高値を示します。
軽度の上昇がみられる場合には、慢性・急性肝炎、脂肪肝、肝硬変などが考えられます。
妊娠でも上昇しますが、分娩後は正常値に落ち着きます。妊娠中毒症や切迫流産では正常妊娠よりCAP(シスチンアミノペプチターゼ)が低値を示すため、胎盤機能が正常かどうかをみる目安にもなります。
異常があったら
LAPの検査だけでは、治療方針が立てられないので、ビリルビン、ALP、A/G比、ICG負荷試験、膠質反応などの肝機能検査の結果と組み合わせて総合的に判断されます。
LAP値がやや高い程度で、他の検査で正常な場合は、積極的に治療は行なわれませんが、再検査をして経過がみられます。
その場合、LDH(乳酸脱水素酵素)のアイソザイム検査でDLH5が増えるか、GOTやGPTがやや上昇しているときでも、他の肝機能検査で異常がなければ、特に治療の必要はありません。ただし、経過の観察と定期的なLAPの測定は必要となります。
胆汁がうっ滞して、LAP以外の胆道系酵素が増加する場合は、超音波検査やCT検査、胆道造影検査などの画像検査を行ない、胆管の拡張や炎症、がんなどの有無を調べます。
肝臓外で胆汁がうっ滞して黄疸が強くあらわれている場合は、肝臓から胆管に管を挿入して胆汁を取り除く、経皮経肝胆道ドレナージを行なうことがあります。
異常な場合に疑われる病気
肝臓がん、胆道がん、すい臓がん、結石などの胆道閉塞、慢性・急性肝炎、薬剤性肝障害、ウイルス性肝炎、肝硬変など
肝臓の検査の数値:ALP(アルカリホスファターゼ)
ALPは、アルカリ性の状況下でリン酸化合物を分解する酵素です。肝臓や骨、小腸、胎盤などに多く含まれ、これらの臓器がダメージを受けると血液中に流れ出してきます。
ALPは肝臓と骨の異常により血液中で上昇します。ALPは肝臓から胆汁中に流れ出します。胆汁とは肝臓がつくる液体で胆管という管を経て十二指腸に流れていきます。
この経路に腫瘍ができると胆汁は流れにくくなり、ついには逆流して血液中に漏れ出るようになります。このような胆道の閉塞や狭窄と呼ばれる状態のときにALPが血液中で高値となります。
ALPの検査
血液を採取して調べます。キンド・キング法(KAU)、ベッシー・ローリー法(BLU)など、単位が違ってきますが、最近はIU(国際単位)が多く使われています。
基準値
P-NP法…58~200IU/l
キンド・キング法…3.0~10.0KAU
ベッシーローリー法…0.8~2.9BLU
検査結果の判定
基準値を超えてALP値が高くなっているのは、胆汁の流れが完全に止まって黄疸が出てくるようなときです。
胆道が詰まって胆汁の排出が阻害されると、胆汁中に存在したALPは肝細胞を逆流して血液中に増加します。同時に肝細胞では盛んにALPが生成されるため、いっそう増加します。
黄疸は色々な病気によって起こります。
急性肝炎の黄疸では、ALPはそれほど上昇しませんが、細胆管性肝炎、胆汁性肝硬変、がんや胆石が原因の総胆管閉塞による黄疸では非常に高い数値を示します。
ALP値が著しく高くなった場合、同じはたらきをするが分子構造は異なる酵素群を測定し、どれが多いか見極めることが診断の重要な手がかりとなります。
高値のとき疑われるは病気
ALP1…閉塞性黄疸、限局性肝障害
ALP2…各種肝疾患、胆道系疾患
ALP3…骨の病気(健常小児に多い)、副甲状腺機能亢進症
ALP4…悪性腫瘍の一部、妊娠後期
ALP5…肝硬変、慢性肝炎、慢性腎不全
ALP6…潰瘍性大腸炎
アイソザイム検査で疾患部位が特定できたら、自他覚症状からそれぞれの病気に適した検査法が選択され、確定診断されます。
異常があったら
ほかの肝機能検査、特にGOT・GPT、LAP、γ-GTPなどの値も参考にして診断します。
ALPが異常値で、GOTやGPTの値にも異常がある場合は、肝臓や胆道系の病気が疑われます。特に慢性肝炎や肝硬変、栄養過多による脂肪肝などの慢性疾患、探査機などの胆道系疾患では、GOTやGPT値が軽度から中等度上昇し、ALP値も少し上昇します。
胆道の閉塞、狭窄や肝内うっ血では、LAP値やγ-GTP値も、しばしば同時に上昇します。
ALPが異常値でもGOTとGPTが異常値ではない場合は、肝臓や胆道系以外の病気が疑われます。その場合は前述のALPアイソザイム検査やLAP、γ-GTPなどの検査を行ないます。
異常な場合に疑われる病気
閉塞性黄疸、慢性・急性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆汁うっ滞、胆石、胆道系のがん、すい臓がん、がんの骨転移、骨軟化症、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全など
ALPは肝臓と骨の異常により血液中で上昇します。ALPは肝臓から胆汁中に流れ出します。胆汁とは肝臓がつくる液体で胆管という管を経て十二指腸に流れていきます。
この経路に腫瘍ができると胆汁は流れにくくなり、ついには逆流して血液中に漏れ出るようになります。このような胆道の閉塞や狭窄と呼ばれる状態のときにALPが血液中で高値となります。
ALPの検査
血液を採取して調べます。キンド・キング法(KAU)、ベッシー・ローリー法(BLU)など、単位が違ってきますが、最近はIU(国際単位)が多く使われています。
基準値
P-NP法…58~200IU/l
キンド・キング法…3.0~10.0KAU
ベッシーローリー法…0.8~2.9BLU
検査結果の判定
基準値を超えてALP値が高くなっているのは、胆汁の流れが完全に止まって黄疸が出てくるようなときです。
胆道が詰まって胆汁の排出が阻害されると、胆汁中に存在したALPは肝細胞を逆流して血液中に増加します。同時に肝細胞では盛んにALPが生成されるため、いっそう増加します。
黄疸は色々な病気によって起こります。
急性肝炎の黄疸では、ALPはそれほど上昇しませんが、細胆管性肝炎、胆汁性肝硬変、がんや胆石が原因の総胆管閉塞による黄疸では非常に高い数値を示します。
ALP値が著しく高くなった場合、同じはたらきをするが分子構造は異なる酵素群を測定し、どれが多いか見極めることが診断の重要な手がかりとなります。
高値のとき疑われるは病気
ALP1…閉塞性黄疸、限局性肝障害
ALP2…各種肝疾患、胆道系疾患
ALP3…骨の病気(健常小児に多い)、副甲状腺機能亢進症
ALP4…悪性腫瘍の一部、妊娠後期
ALP5…肝硬変、慢性肝炎、慢性腎不全
ALP6…潰瘍性大腸炎
アイソザイム検査で疾患部位が特定できたら、自他覚症状からそれぞれの病気に適した検査法が選択され、確定診断されます。
異常があったら
ほかの肝機能検査、特にGOT・GPT、LAP、γ-GTPなどの値も参考にして診断します。
ALPが異常値で、GOTやGPTの値にも異常がある場合は、肝臓や胆道系の病気が疑われます。特に慢性肝炎や肝硬変、栄養過多による脂肪肝などの慢性疾患、探査機などの胆道系疾患では、GOTやGPT値が軽度から中等度上昇し、ALP値も少し上昇します。
胆道の閉塞、狭窄や肝内うっ血では、LAP値やγ-GTP値も、しばしば同時に上昇します。
ALPが異常値でもGOTとGPTが異常値ではない場合は、肝臓や胆道系以外の病気が疑われます。その場合は前述のALPアイソザイム検査やLAP、γ-GTPなどの検査を行ないます。
異常な場合に疑われる病気
閉塞性黄疸、慢性・急性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆汁うっ滞、胆石、胆道系のがん、すい臓がん、がんの骨転移、骨軟化症、甲状腺機能亢進症、慢性腎不全など
肝臓の検査の数値:LDH(乳酸脱水素酵素)
体内で糖分がエネルギーに転換されるときにはたらく酵素の一種です。細胞に含まれていますが、肝臓や腎臓、心筋、骨格筋、赤血球などに特に多く含まれています。
臓器などに異常があって細胞が壊死すると、細胞中のLDHが血液の中へ大量に流れ出します。その量を測定するのがLDHの検査です。
LDHが含まれている上記の組織に障害が起こると、血液中にLDHが流れ出して高値を示すようになります。特に急性肝炎や肝臓がん、あるいは心筋梗塞のときに著しく増加します。
慢性肝炎や肝硬変などの肝臓病、腎不全、悪性貧血などの血液病、筋ジストロフィーなどの骨格菌の病気、間質製肺炎、さまざまな臓器のがんなど、多くの病気で血液中に増加するので、これらの病気を発見するスクリーニング検査として用いられています。
LDHの検査
血液を採取して遠心分離し、自動分析器で測定します。運動によっても変動しやすいので、検査前にはスポーツなどをせず、直前に階段などを駆け上がったりしないようしましょう。
基準値
LDHの基準値はSFBC準拠法で180~370IU/lですが、測定法(ほかにUV法、PL反応法など)によって異なるので注意が必要です。男女の差はありませんが、妊娠後半期に急上昇し、出産前は基準値の2倍近くになります。
検査結果の判定
血清中のLDHが低値なら問題ありませんが、上昇するのは損傷した臓器の細胞からLDHが漏れ出ていることを意味しています。基準値の4~5倍も高値を示す場合は急性肝炎や心筋梗塞、肝臓がんが疑われ、高値でも軽度の場合は全身の色々な病気が考えられます。
この検査だけで病気を特定することはできません。
異常があったら
LDHは肝臓、心臓、肺、腎臓、血液、骨格筋などの病気や、悪性腫瘍で増加します。異常値が出たら、どの臓器の病気かを知るためにアイソザイム検査が行なわれます。アイソザイムとは、同じはたらきをするが分子構造は異なる酵素群のことで、LDHの場合は、さらに分析するとLDH1~LDH5の5つに分けられます。
肝臓の病気の場合、現在進行中の肝細胞障害の度合いを示しています。急性肝炎の初期にはLDH5が著しく増加します。肝臓がんでも増えます。しかし、慢性肝炎、肝硬変では数値はあまり上がりません。
心筋梗塞や溶血性貧血ではLDH1が非常に高くなります。筋ジストロフィーではLDH2が、大腸がんではLDH3が、肺梗塞と慢性骨髄性白血病ではLDH2とLDH3が、それぞれ増加します。
肝臓の病気とわかれば、GOT・GPT、ALP、コリンエステラーゼ、腹腔鏡検査、肝生検などの検査や、臨床症状を合わせて判断され、治療が行なわれます。
異常な場合に疑われる病気
心筋梗塞、心不全、悪性貧血、白血病、急性肝炎、肝臓がん、胃がん、すい臓がん、大腸がん
臓器などに異常があって細胞が壊死すると、細胞中のLDHが血液の中へ大量に流れ出します。その量を測定するのがLDHの検査です。
LDHが含まれている上記の組織に障害が起こると、血液中にLDHが流れ出して高値を示すようになります。特に急性肝炎や肝臓がん、あるいは心筋梗塞のときに著しく増加します。
慢性肝炎や肝硬変などの肝臓病、腎不全、悪性貧血などの血液病、筋ジストロフィーなどの骨格菌の病気、間質製肺炎、さまざまな臓器のがんなど、多くの病気で血液中に増加するので、これらの病気を発見するスクリーニング検査として用いられています。
LDHの検査
血液を採取して遠心分離し、自動分析器で測定します。運動によっても変動しやすいので、検査前にはスポーツなどをせず、直前に階段などを駆け上がったりしないようしましょう。
基準値
LDHの基準値はSFBC準拠法で180~370IU/lですが、測定法(ほかにUV法、PL反応法など)によって異なるので注意が必要です。男女の差はありませんが、妊娠後半期に急上昇し、出産前は基準値の2倍近くになります。
検査結果の判定
血清中のLDHが低値なら問題ありませんが、上昇するのは損傷した臓器の細胞からLDHが漏れ出ていることを意味しています。基準値の4~5倍も高値を示す場合は急性肝炎や心筋梗塞、肝臓がんが疑われ、高値でも軽度の場合は全身の色々な病気が考えられます。
この検査だけで病気を特定することはできません。
異常があったら
LDHは肝臓、心臓、肺、腎臓、血液、骨格筋などの病気や、悪性腫瘍で増加します。異常値が出たら、どの臓器の病気かを知るためにアイソザイム検査が行なわれます。アイソザイムとは、同じはたらきをするが分子構造は異なる酵素群のことで、LDHの場合は、さらに分析するとLDH1~LDH5の5つに分けられます。
肝臓の病気の場合、現在進行中の肝細胞障害の度合いを示しています。急性肝炎の初期にはLDH5が著しく増加します。肝臓がんでも増えます。しかし、慢性肝炎、肝硬変では数値はあまり上がりません。
心筋梗塞や溶血性貧血ではLDH1が非常に高くなります。筋ジストロフィーではLDH2が、大腸がんではLDH3が、肺梗塞と慢性骨髄性白血病ではLDH2とLDH3が、それぞれ増加します。
肝臓の病気とわかれば、GOT・GPT、ALP、コリンエステラーゼ、腹腔鏡検査、肝生検などの検査や、臨床症状を合わせて判断され、治療が行なわれます。
異常な場合に疑われる病気
心筋梗塞、心不全、悪性貧血、白血病、急性肝炎、肝臓がん、胃がん、すい臓がん、大腸がん
肝臓疲労が全身の疲労をまねく
肝臓の機能低下は全身の疲れにつながると考えられます。
肝臓は代謝や解毒などさまざまな機能を担っているので、エネルギーを日々大量に産生し消費しています。
肝臓のエネルギー代謝が鈍ると肝機能が低下し、疲労状態に陥ってしまう可能性があるのです。
アンモニアの増加が全身の疲労をまねく
細胞内にある「ミトコンドリア」では、生命活動の原動力である「ATP」というエネルギーをつくり出しています。また肝臓のミトコンドリアではATPをつくり出す他に、「アンモニア」やアルコール摂取で生じる「アセトアルデヒド」といった人体に有害な物質の処理もしています。
細胞がATPをつくり出すためには、ミトコンドリア内のTCAサイクルという回路を効率よく機能させる必要があります。その働きを邪魔する物質の1つに、アンモニアがあります。
アンモニアはミトコンドリアの環境を悪くすることで、ATPが作られるのを妨げるといわれています。
つまり、エネルギーを順調につくり出すためには、アンモニアの解毒を促進することが大切なのです。
アンモニアの解毒にはATPが必要です。アンモニアが増えると、ATPの消費が増える上に、つくり出されるATPが減ってしまうということなのです。
このように、エネルギー不足で肝機能が低下すると、有害物質の処理などが進みにくくなり、全身が疲労してしまうと考えられます。
飲酒がエネルギー産生のじゃまをする
ATPの産生を妨げるもう1つの物質がアセトアルデヒド。お酒を飲んだ後に、アルコールを分解する過程で作り出される物質です。
アセトアルデヒドは、アンモニアと同様、身体に悪影響を及ぼす物質で、細胞をキズつけます。これによって、ミトコンドリアをはじめとする細胞の機能が低下すると考えられます。このようにして、アセトアルデヒドもエネルギーの産生を阻害し、疲労をまねく可能性があります。
肝臓は代謝や解毒などさまざまな機能を担っているので、エネルギーを日々大量に産生し消費しています。
肝臓のエネルギー代謝が鈍ると肝機能が低下し、疲労状態に陥ってしまう可能性があるのです。
アンモニアの増加が全身の疲労をまねく
細胞内にある「ミトコンドリア」では、生命活動の原動力である「ATP」というエネルギーをつくり出しています。また肝臓のミトコンドリアではATPをつくり出す他に、「アンモニア」やアルコール摂取で生じる「アセトアルデヒド」といった人体に有害な物質の処理もしています。
細胞がATPをつくり出すためには、ミトコンドリア内のTCAサイクルという回路を効率よく機能させる必要があります。その働きを邪魔する物質の1つに、アンモニアがあります。
アンモニアはミトコンドリアの環境を悪くすることで、ATPが作られるのを妨げるといわれています。
つまり、エネルギーを順調につくり出すためには、アンモニアの解毒を促進することが大切なのです。
アンモニアの解毒にはATPが必要です。アンモニアが増えると、ATPの消費が増える上に、つくり出されるATPが減ってしまうということなのです。
このように、エネルギー不足で肝機能が低下すると、有害物質の処理などが進みにくくなり、全身が疲労してしまうと考えられます。
飲酒がエネルギー産生のじゃまをする
ATPの産生を妨げるもう1つの物質がアセトアルデヒド。お酒を飲んだ後に、アルコールを分解する過程で作り出される物質です。
アセトアルデヒドは、アンモニアと同様、身体に悪影響を及ぼす物質で、細胞をキズつけます。これによって、ミトコンドリアをはじめとする細胞の機能が低下すると考えられます。このようにして、アセトアルデヒドもエネルギーの産生を阻害し、疲労をまねく可能性があります。
肝臓の慢性炎症が肝臓がんの再発を促進
わが国では、肝臓がんによる死亡者数は80年代から増え始め、現在では年間3万5千人もの人が肝臓がんで亡くなっています。
悪性腫瘍の死亡順位の中で肺がん・胃がん・大腸がんについで第4位です。
肝臓がんの治療後の再発には、治療した肝臓がんがすでに肝臓内や他の臓器に転移していた場合と、肝臓がんが別の場所に新たに発生する場合があります。
日本人の肝臓がんのほとんどはB型かC型肝炎ウイルスの持続感染者で、慢性肝炎・肝硬変を経て肝臓がんに至るという経過をたどっています。
肝炎ウイルスによる慢性肝炎や肝硬変になった肝臓は、肝臓全体が発がんしやすい状態になっているため、一つの腫瘍を消滅させても、他の場所に新たに発生するリスクが高いのが特徴です。
最初にみつかった肝臓がんを治療したあと、1年以内に約30%が再発し、5年以内に70%以上が再発しています。
肝臓がんの体積倍加時間平均4~6ヶ月と報告されています。通常、3ヶ月おきくらいに検査を行い、がんが小さいうちに、局所療法などで除去することが基本です。
肝臓の発がんを促進する最大の要因は、炎症の持続によって活性酸素の害が増えることと、細胞死に伴って細胞の増殖活性が促進されることです。
ウイルスを排除できなくても、肝臓の炎症を抑え、肝細胞の壊死と炎症の程度を反映するGOTやGPTを低い状態に維持することにより、肝がんの発生率を有意に低下できることが示されています。
悪性腫瘍の死亡順位の中で肺がん・胃がん・大腸がんについで第4位です。
肝臓がんの治療後の再発には、治療した肝臓がんがすでに肝臓内や他の臓器に転移していた場合と、肝臓がんが別の場所に新たに発生する場合があります。
日本人の肝臓がんのほとんどはB型かC型肝炎ウイルスの持続感染者で、慢性肝炎・肝硬変を経て肝臓がんに至るという経過をたどっています。
肝炎ウイルスによる慢性肝炎や肝硬変になった肝臓は、肝臓全体が発がんしやすい状態になっているため、一つの腫瘍を消滅させても、他の場所に新たに発生するリスクが高いのが特徴です。
最初にみつかった肝臓がんを治療したあと、1年以内に約30%が再発し、5年以内に70%以上が再発しています。
肝臓がんの体積倍加時間平均4~6ヶ月と報告されています。通常、3ヶ月おきくらいに検査を行い、がんが小さいうちに、局所療法などで除去することが基本です。
肝臓の発がんを促進する最大の要因は、炎症の持続によって活性酸素の害が増えることと、細胞死に伴って細胞の増殖活性が促進されることです。
ウイルスを排除できなくても、肝臓の炎症を抑え、肝細胞の壊死と炎症の程度を反映するGOTやGPTを低い状態に維持することにより、肝がんの発生率を有意に低下できることが示されています。
抗炎症作用が肝臓がんの再発率を低下
肝臓がん切除後に抗がん剤治療などの補助療法を行っても、再発率や生存期間を良くする効果は得られていません。
切除手術後に抗がん剤のUFTを投与した臨床試験では、生存率をむしろ下げる結果が得られています。
肝臓内の炎症を抑えて肝臓がんの発生を抑制する治療法として、抗炎症作用のあるグリチルリチン製剤や、ウイルスを駆除するインターフェロンや抗ウイルス薬が検討されています。
グリチルリチンは漢方で使う甘草に含まれる成分で、慢性肝炎や肝硬変における肝機能改善効果が認められています。
長期間に渡って注射をしなければならない煩わしさがありますが、C型慢性肝炎患者の肝臓がんの発生率を低下させる効果があります。
C型慢性肝炎の場合は、ウイルスを駆除する目的でインターフェロン単独投与や抗ウイルス薬との併用療法が行われ、肝臓がんの発生率を低下させ、生存率を高める効果があることが報告されています。
ウイルスが駆除できない場合も多く、その場合は再発予防効果は期待できません。
貧血などの副作用のために治療が継続できない場合もあります。
切除手術後に抗がん剤のUFTを投与した臨床試験では、生存率をむしろ下げる結果が得られています。
肝臓内の炎症を抑えて肝臓がんの発生を抑制する治療法として、抗炎症作用のあるグリチルリチン製剤や、ウイルスを駆除するインターフェロンや抗ウイルス薬が検討されています。
グリチルリチンは漢方で使う甘草に含まれる成分で、慢性肝炎や肝硬変における肝機能改善効果が認められています。
長期間に渡って注射をしなければならない煩わしさがありますが、C型慢性肝炎患者の肝臓がんの発生率を低下させる効果があります。
C型慢性肝炎の場合は、ウイルスを駆除する目的でインターフェロン単独投与や抗ウイルス薬との併用療法が行われ、肝臓がんの発生率を低下させ、生存率を高める効果があることが報告されています。
ウイルスが駆除できない場合も多く、その場合は再発予防効果は期待できません。
貧血などの副作用のために治療が継続できない場合もあります。
「ガンの名医」100人
2000年の週刊現代より
肺ガン
小林紘一
��呼吸器科教授) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 思いやりの治療で定評。胸腔鏡手術、 科学治療にも最善を尽くす
浅村尚生
��肺科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 早期ガンの胸腔内視鏡の診断治療の先 がけで、術後の指導も的確
土屋了介
��第1病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 肺ガンの縦隔リンパ節郭清による根治 手術、胸腔鏡手術の先駆者
成毛韶夫
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 手術傷の最小化と精神的ケアで機能の温存と早期の社会復帰を推進
加藤治文
��第1外科教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 レーザー治療の草分けで、早期肺ガンに光線力学的治療を実施する
小中千守
��第1外科助教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 気管支鏡を駆使して様々な肺ガンに対応。局所麻酔で検査も短い
高橋秀暢
��外科医長) 都立荏原病院(東京都)
℡03-5734-8000 放射線と化学療法の併用などでガン細胞が著しく縮小、延命効果大
植松 稔
��放射線科講師) 防衛医科大学校病院(埼玉県)
℡042-995-1511 早期肺ガンを放射線のピンポイント3次元照射で確実に切除する
野田和正
��呼吸器科部長) 神奈川県立がんセンター(神奈川県)
℡045-391-5761 懇切な説明のもとに、ヘリカルCTを用いた診断に力を入れている
杉浦孝彦
��呼吸器科部長) 愛知県がんセンター(愛知県)
℡052-762-6111 肺小細胞ガンの化学療法と放射線療法の併用に顕著な進歩を示す
福岡正博
��第4内科教授) 近畿大学医学部付属病院(大阪府)
℡0723-66-0221 新しい抗ガン剤の導入など、集学的治療によって進行ガンに成果
今村文生
��呼吸器科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 早期ガンにはレーザー治療、
進行ガンには化学療法でともに好実績
和田洋巳
��呼吸器外科教授) 京都大学医学部付属病院(京都府)
℡075-751-3111 呼吸器外科医としては肺移植研究を手掛けるなどのパイオニア
胃ガン
中島聰總
��副院長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 1万2千例の胃ガンデータベースで治療法を選択。化学治療も併用
丸山雅一
��内科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 原則としてガンを告知し、患者が現状を受け入れてから治療に当たる
北島正樹
��外科教授) 慶應義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 国内初の遠隔内視鏡手術ロボット導入で究極の低侵襲手術を実現
丸山圭一
��胃科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 胃全摘出、周辺臓器合併切除など、
高難度の技術は世界的水準にある
鶴丸昌彦
��第1外科教授) 順天堂大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3813-3111 ガンのステージごとに適切な治療、
切除術経験豊富で成績優秀
青木照明
��一般消化器外科部長) 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都)
℡03-3433-1111 拡大手術を避け極力胃を残し、
術後の障害を最小限に止める医療
吉田和彦
��第1外科助教授) 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都)
℡03-3433-1111 症例数は国内トップクラス。
身体負担の少ない治療方法を選択
寺元龍生
��第1外科教授) 東邦大学医学部付属大森病院(東京都)
℡03-3762-4151 体にやさしい低侵襲ガン治療を積極的に推進。自律神経を温存
下村一之
��外科外来医長) 埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県)
℡0492-28-3400 腹腔鏡下手術で術後の痛み少なく治療期間を短縮、技術力は抜群
多田正弘
��消化器内科副部長) 埼玉県立がんセンター(埼玉県)
℡048-722-1111 つねに最新の治療法に立脚、
内視鏡診断、治療と化学療法で好結果
吉野肇一
��外科部長) 東京歯科大学市川総合病院(千葉県)
℡047-322-0151 早期胃ガンやポリープなどの内視鏡的切除によりQOLの維持目指す
大橋秀一
��内視鏡外科教授) 大阪大学医学部付属病院(大阪府)
℡06-6879-5111 積極的な内視鏡手術の推進者。
自ら考案した腹腔鏡胃内手術で有名
古河 洋
��副院長) 市立境病院(大阪府)
℡0722-21-1700 スキルス胃ガンに対して、
術前化学療法と拡大手術で成功例多い
永井祐吾
��内視鏡部助教授) 和歌山県立医科大学付属病院(和歌山県)
℡073-447-2300 内視鏡による早期発見で根治性と
��OLを損なわない治療をすすめる
北野正剛
��第1外科教授) 大分医科大学医学部付属病院(大分県)
℡097-549-4411 難度の高い噴門部の胃ガンも、
高度な消化管再建術でクリアする
愛甲 孝
��第1外科教授) 鹿児島大学医学部付属病院(鹿児島県)
℡099-275-5111 患者の個別事情を配慮し、
オーダーメード治療と術後ケアを推進
大腸ガン
畦倉 薫
��消化器外科医長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 排尿・性機能を温存し、ガン病巣のみを切除して社会復帰を容易に
太田博俊
��消化器外科副部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 内視鏡診断による早期発見、内視鏡の高周波治療で良好な成績
森谷冝皓
��大腸科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 進行に応じた外科治療に定評。リンパ節切除など拡大手術も良好
小平 進
��第1外科主任教授) 帝京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3964-1211 直腸ガンに対して機能を温存する根治手術で、豊富な経験を有する
高橋慶一
��外科医長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 自律神経温存治療を積極導入、局所再発率3.6%は国内最低を誇る
森 武夫
��外科指定部長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 熟達した専門医チームを編成、直腸自律神経温存手術の先駆者
渡邊昌彦
��外科講師) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 腹腔鏡下手術を400例以上執刀。
創が小さく1週間で退院可能
藤本 章
��医師) 県央胃腸病院(神奈川県)
℡046-224-5533 ガン告知は患者の性格と家族の意向次第。治療は苦痛緩和を念頭に
加藤知行
��消化器外科部長) 愛知県がんセンター病院(愛知県)
℡052-762-6111 内視鏡的治療から、機能温存を最大限に考慮した外科治療に実績
進藤勝久
��外科部長) 近畿大学医学部境病院(大阪府)
℡0722-99-1120 術後機能を考慮した縮小手術や腹腔鏡を使った手術を実施する
亀山雅男
��外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 内科と連携した集学的治療で、高レベルのQOLと高い治癒率を挙げる
伊藤英明
��第1外科教授) 産業医科大学病院(福岡県)
℡093-603-1611 直腸ガン手術による人工肛門を避け、神経を残し排尿・性機能温存
肝臓ガン
山崎 晋
��肝臓科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 肝腫瘍の手術数国内最多。難度の高い肝硬変合併症にも実績大
小俣政男
��消化器内科科長)) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 肝動脈塞栓術など、原発性肝細胞ガンに対する内科的治療が有名
椎名秀一郎
��消化器内科医局長) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 高周波でガン細胞を死滅させるラジオ波焼灼療法のトップランナー
幕内雅敏
��肝・胆・膵外科科長) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 肝切除手術の死亡例ゼロ、どう手術の名手として世界的に知られる
岡崎伸生
��副院長兼センター長) 茨城県立中央病院 茨城県地域がんセンター(茨城県)
℡0296-77-1121 末期ガンにも治癒を断念せず、QOLを考慮した懇切な治療を実施
大西久仁彦
��病院長) 大西内科(埼玉県)
℡0492-71-6250 肝臓の画像診断、開発した経皮的腫瘍内酢酸注入法は画期的効果
橋本大定
��外科教授) 埼玉医科大学総合病院医療センター(埼玉県)
℡0492-28-3400 自ら開発した数々の器具を駆使した
安全確実な内視鏡手術に定評
三浦 健
��病院長) 三浦病院(埼玉県)
℡0492-54-7111 手術不能の患部動脈に抗ガン剤を注入。切除手術に匹敵する好成績
荒井保明
��放射線診断部部長) 愛知県がんセンター(愛知県)
℡052-762-6111 局所麻酔で肝動脈にカテーテルを挿入し、抗ガン剤を投与し高実績
中村仁信
��放射線医学講座教授) 大阪大学医学部付属病院(大阪府)
℡06-6879-5111 肝細胞ガンに対して、ガン存在区域への塞栓化学療法で壊死させる
佐々木洋
��参事兼第一外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 内科、放射線科とのチーム医療による集学的治療。症例は関西最多
高安幸生
��放射線科部長) 市立芦屋病院(兵庫県)
℡0797-31-2156 IVR手法で肝臓ガン患部に直接抗ガン剤を投与し、好成績を実現
才津秀樹
��外科医長) 国立病院九州医療センター(福岡県)
℡092-852-0700 マイクロ波焼灼治療で内視鏡肝切除と遜色ない低侵襲を達成した
食道ガン
加藤抱一
��特殊病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 内視鏡部、放射線科との連携で、縮小、合併治療などの選択も可
井上晴洋
��第1外科) 東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3813-6111 食道ガンに対する内視鏡下食道切除と
再建術を併用しQOLに配慮
宇田川晴司
��消化器外科部長) 虎ノ門病院(東京都)
℡03-3588-1111 ガンの縮小治療・機能温存と根治性の両立を目指し、治療を個別化
吉田 操
��食道外科部長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 他の医療機関からの難治患者も多く、
根治手術で世界からも注目
大津 敦
��5A病棟医長) 国立がんセンター東病院(千葉県)
℡0471-33-1111 食道がんに対する放射線化学療法で非切除治療。根治手術と同等成績
落合武徳
��第2外科教授) 千葉大学医学部付属病院(千葉県)
℡043-222-7171 遺伝子治療も視野に入れた広範な臨床姿勢。根治手術と縮小手術も
幕内博康
��消化器外科教授) 東海大学医学部付属病院(神奈川県)
℡0463-93-1121 内視鏡下で身体的負担の少ない手術。
早期ガンは100%社会復帰
田中乙雄
��外科部長) 新潟県立がんセンター新潟病院(新潟県)
℡025-266-5111 縮小、拡大手術まで集学的治療を併用して良好な実績を収める
伊藤勝基
��第2外科) 名古屋大学付属病院(愛知県)
℡052-741-2111 腹腔鏡下の切除術に定評がある。術後の化学療法の導入にも積極的
中尾昭公
��第2外科) 名古屋大学付属病院(愛知県)
℡052-741-2111 内視鏡補助下における食道の切除、
および再建術を強力に推進する
甲 利幸
��第1外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 進行ガンも含め、3段階の治療法で5年生存率46%は全国一の成績
膵臓ガン 小菅智男
��第2領域外来部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 有数の症例経験にもとづく多種の治療法を組み合わせて根治例多い
高田忠敬
��第1外科教授) 帝京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3964-1211 臓器の温存など、高いQOLを目指し合理的な開発、改良で注目
尾形桂郎
��病院長) 栃木県立がんセンター(栃木県)
℡028-658-5151 積極的な外科治療と、
照射、抗ガン剤など集学的治療で成果大
真辺忠夫
��第1外科教授) 名古屋市立大学病院(愛知県)
℡052-851-5511 徹底した郭清と機能維持を図り、高いQOLを達成して高評価
石川 治
��第1外科部長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 拡大郭清や肝転移予防のための
��チャンネル化学療法で生存率向上
泌尿器ガン
福井 巌
��泌尿器科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 膀胱の全摘出など重篤な症例も多く、
尿路変更術などにも好成績
堀越 昇
��化学療法部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 自家白血球の培養によって強力な抗ガン剤投与が可能、副作用減少
山下 孝
��放射線治療科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 手術しない放射線温存治療に積極的。
抗ガン剤との併用も効果大
東原英二
��泌尿器科教授) 杏林大学医学部付属病院(東京都)
℡0422-47-5511 腎臓、膀胱、前立腺などの大手術の名手、腹腔鏡の使用にも積極的
村井 勝
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 ガンの進行度によって治療法を多角化、セカンドオピニオンも歓迎
垣添忠夫
��病院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 泌尿器ガンの根本治療、QOLを考慮した代用膀胱の開発で注目
鳶巣賢一
��尊号病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 尿管悪性腫瘍に強く代用膀胱を開発。
自然排尿、性機能温存も
三木 誠
��泌尿器科教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 前立腺疾患の内視鏡手術等ではQOLを眼目とした臨床例が数多い
山中英寿
��泌尿器科教授) 群馬大学医学部付属病院(群馬県)
℡027-220-7111 前立腺ガンを得意とし、PSAを利用した早期発見で画期的成果
岡田裕作
��泌尿器科教授) 滋賀医科大学医学部付属病院(滋賀県)
℡077-548-2111 過去2000症例をもとにして
患者の個別状況にきめ細かく対応する
頭頸部ガン
鎌田信悦
��頭頸科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 顔の変形を防ぐ再建術、頭蓋底部への重い進行ガンの手術に定評
佐竹文介
��頭頸科部長) 群馬県立がんセンター(群馬県)
℡0276-38-1111 事前の説明、検討などオープンな治療で好評。とくに舌ガンに強い
海老原敏
��病院長9 国立がんセンター東病院(千葉県)
℡0471-33-1111 定評ある外科手術で、他の再手術なども多い当分野の第一人者
吉野邦俊
��耳鼻咽喉科部長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 2000例を超える症例をもとに、
喉頭温存を前提の治療で先駆者的存在
脳腫瘍
吉本高志
��脳神経外科教授) 東北大学医学部付属病院(宮城県)
℡022-717-1211 最新の非侵襲的検査、内視鏡、ガンマナイフなどを積極的に導入
河瀬 斌
��脳神経外科教授) 慶應義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 設備、経験、実績に加え、最先端の治療への取り組みも積極的
野村和弘
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 腫瘍専門病院としての総合的態勢で、
あらゆる治療法で対応する
水上公宏
��理事長) 千葉脳神経外科病院(千葉県)
℡043-250-1228 脳ドックの先駆者で、
脳卒中手術の実績は6000例以上を数える
皮膚ガン
石原和之
��所長) 石原診療所(東京都)
℡03-5560-3000 悪性黒色腫については第一人者。
皮膚ガン増加傾向に警笛を鳴らす
池田重雄
��皮膚科) 埼玉医科大学付属病院(埼玉県)
℡0492-76-1111 悪性黒色腫などの手術法を確立。
免疫・化学療法にも積極的姿勢
乳・子宮ガン
霞富士雄
��乳腺外科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 的確な進行度判断にもとづく治療法の選択、乳房温存にも高実績
荷見勝彦
��婦人科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 子宮ガンの理論と臨床、治療の基礎研究にも多くの実績をのこす
青木大輔
��産婦人科講師) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1121 患者の生活設計を重視し、卵巣切除を最小限に止めて出産も可能に
進 伸幸
��産婦人科診療医長) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1121 早期子宮ガン手術ではリンパ節を温存することで術後のQOLを維持
福富隆志
��外科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 乳房温存手術の適応拡大を目指し、
身体にやさしいガン治療を実現
川端隆志
��外科医長) JR東京総合病院(東京都)
℡03-3320-2200 早い時期から乳房温存治療を推進。
データに基づく化学療法を導入
高山雅臣
��産婦人科主任教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 内視鏡、CTなど最新診断を採用、
光線、免疫治療なども併用する
宮内 充
��乳腺外科医長) 千葉県がんセンター(千葉県)
℡043-264-5431 細胞診による早期診断が好調、高レベルの乳房温存手術が好評
雨宮 厚
��乳腺外科部長) 大船中央病院(神奈川県)
℡0467-45-8111 可能なかぎり乳房温存を図る治療で、
��400例の実績を挙げている
蔵本博行
��婦人科教授) 北里大学病院(神奈川県)
℡042-778-8111 予後のケアに重点。妊娠・出産が可能なレーザーなどの治療効果大
肺ガン
小林紘一
��呼吸器科教授) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 思いやりの治療で定評。胸腔鏡手術、 科学治療にも最善を尽くす
浅村尚生
��肺科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 早期ガンの胸腔内視鏡の診断治療の先 がけで、術後の指導も的確
土屋了介
��第1病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 肺ガンの縦隔リンパ節郭清による根治 手術、胸腔鏡手術の先駆者
成毛韶夫
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 手術傷の最小化と精神的ケアで機能の温存と早期の社会復帰を推進
加藤治文
��第1外科教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 レーザー治療の草分けで、早期肺ガンに光線力学的治療を実施する
小中千守
��第1外科助教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 気管支鏡を駆使して様々な肺ガンに対応。局所麻酔で検査も短い
高橋秀暢
��外科医長) 都立荏原病院(東京都)
℡03-5734-8000 放射線と化学療法の併用などでガン細胞が著しく縮小、延命効果大
植松 稔
��放射線科講師) 防衛医科大学校病院(埼玉県)
℡042-995-1511 早期肺ガンを放射線のピンポイント3次元照射で確実に切除する
野田和正
��呼吸器科部長) 神奈川県立がんセンター(神奈川県)
℡045-391-5761 懇切な説明のもとに、ヘリカルCTを用いた診断に力を入れている
杉浦孝彦
��呼吸器科部長) 愛知県がんセンター(愛知県)
℡052-762-6111 肺小細胞ガンの化学療法と放射線療法の併用に顕著な進歩を示す
福岡正博
��第4内科教授) 近畿大学医学部付属病院(大阪府)
℡0723-66-0221 新しい抗ガン剤の導入など、集学的治療によって進行ガンに成果
今村文生
��呼吸器科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 早期ガンにはレーザー治療、
進行ガンには化学療法でともに好実績
和田洋巳
��呼吸器外科教授) 京都大学医学部付属病院(京都府)
℡075-751-3111 呼吸器外科医としては肺移植研究を手掛けるなどのパイオニア
胃ガン
中島聰總
��副院長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 1万2千例の胃ガンデータベースで治療法を選択。化学治療も併用
丸山雅一
��内科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 原則としてガンを告知し、患者が現状を受け入れてから治療に当たる
北島正樹
��外科教授) 慶應義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 国内初の遠隔内視鏡手術ロボット導入で究極の低侵襲手術を実現
丸山圭一
��胃科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 胃全摘出、周辺臓器合併切除など、
高難度の技術は世界的水準にある
鶴丸昌彦
��第1外科教授) 順天堂大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3813-3111 ガンのステージごとに適切な治療、
切除術経験豊富で成績優秀
青木照明
��一般消化器外科部長) 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都)
℡03-3433-1111 拡大手術を避け極力胃を残し、
術後の障害を最小限に止める医療
吉田和彦
��第1外科助教授) 東京慈恵会医科大学付属病院(東京都)
℡03-3433-1111 症例数は国内トップクラス。
身体負担の少ない治療方法を選択
寺元龍生
��第1外科教授) 東邦大学医学部付属大森病院(東京都)
℡03-3762-4151 体にやさしい低侵襲ガン治療を積極的に推進。自律神経を温存
下村一之
��外科外来医長) 埼玉医科大学総合医療センター(埼玉県)
℡0492-28-3400 腹腔鏡下手術で術後の痛み少なく治療期間を短縮、技術力は抜群
多田正弘
��消化器内科副部長) 埼玉県立がんセンター(埼玉県)
℡048-722-1111 つねに最新の治療法に立脚、
内視鏡診断、治療と化学療法で好結果
吉野肇一
��外科部長) 東京歯科大学市川総合病院(千葉県)
℡047-322-0151 早期胃ガンやポリープなどの内視鏡的切除によりQOLの維持目指す
大橋秀一
��内視鏡外科教授) 大阪大学医学部付属病院(大阪府)
℡06-6879-5111 積極的な内視鏡手術の推進者。
自ら考案した腹腔鏡胃内手術で有名
古河 洋
��副院長) 市立境病院(大阪府)
℡0722-21-1700 スキルス胃ガンに対して、
術前化学療法と拡大手術で成功例多い
永井祐吾
��内視鏡部助教授) 和歌山県立医科大学付属病院(和歌山県)
℡073-447-2300 内視鏡による早期発見で根治性と
��OLを損なわない治療をすすめる
北野正剛
��第1外科教授) 大分医科大学医学部付属病院(大分県)
℡097-549-4411 難度の高い噴門部の胃ガンも、
高度な消化管再建術でクリアする
愛甲 孝
��第1外科教授) 鹿児島大学医学部付属病院(鹿児島県)
℡099-275-5111 患者の個別事情を配慮し、
オーダーメード治療と術後ケアを推進
大腸ガン
畦倉 薫
��消化器外科医長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 排尿・性機能を温存し、ガン病巣のみを切除して社会復帰を容易に
太田博俊
��消化器外科副部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 内視鏡診断による早期発見、内視鏡の高周波治療で良好な成績
森谷冝皓
��大腸科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 進行に応じた外科治療に定評。リンパ節切除など拡大手術も良好
小平 進
��第1外科主任教授) 帝京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3964-1211 直腸ガンに対して機能を温存する根治手術で、豊富な経験を有する
高橋慶一
��外科医長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 自律神経温存治療を積極導入、局所再発率3.6%は国内最低を誇る
森 武夫
��外科指定部長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 熟達した専門医チームを編成、直腸自律神経温存手術の先駆者
渡邊昌彦
��外科講師) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 腹腔鏡下手術を400例以上執刀。
創が小さく1週間で退院可能
藤本 章
��医師) 県央胃腸病院(神奈川県)
℡046-224-5533 ガン告知は患者の性格と家族の意向次第。治療は苦痛緩和を念頭に
加藤知行
��消化器外科部長) 愛知県がんセンター病院(愛知県)
℡052-762-6111 内視鏡的治療から、機能温存を最大限に考慮した外科治療に実績
進藤勝久
��外科部長) 近畿大学医学部境病院(大阪府)
℡0722-99-1120 術後機能を考慮した縮小手術や腹腔鏡を使った手術を実施する
亀山雅男
��外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 内科と連携した集学的治療で、高レベルのQOLと高い治癒率を挙げる
伊藤英明
��第1外科教授) 産業医科大学病院(福岡県)
℡093-603-1611 直腸ガン手術による人工肛門を避け、神経を残し排尿・性機能温存
肝臓ガン
山崎 晋
��肝臓科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 肝腫瘍の手術数国内最多。難度の高い肝硬変合併症にも実績大
小俣政男
��消化器内科科長)) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 肝動脈塞栓術など、原発性肝細胞ガンに対する内科的治療が有名
椎名秀一郎
��消化器内科医局長) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 高周波でガン細胞を死滅させるラジオ波焼灼療法のトップランナー
幕内雅敏
��肝・胆・膵外科科長) 東京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3815-5411 肝切除手術の死亡例ゼロ、どう手術の名手として世界的に知られる
岡崎伸生
��副院長兼センター長) 茨城県立中央病院 茨城県地域がんセンター(茨城県)
℡0296-77-1121 末期ガンにも治癒を断念せず、QOLを考慮した懇切な治療を実施
大西久仁彦
��病院長) 大西内科(埼玉県)
℡0492-71-6250 肝臓の画像診断、開発した経皮的腫瘍内酢酸注入法は画期的効果
橋本大定
��外科教授) 埼玉医科大学総合病院医療センター(埼玉県)
℡0492-28-3400 自ら開発した数々の器具を駆使した
安全確実な内視鏡手術に定評
三浦 健
��病院長) 三浦病院(埼玉県)
℡0492-54-7111 手術不能の患部動脈に抗ガン剤を注入。切除手術に匹敵する好成績
荒井保明
��放射線診断部部長) 愛知県がんセンター(愛知県)
℡052-762-6111 局所麻酔で肝動脈にカテーテルを挿入し、抗ガン剤を投与し高実績
中村仁信
��放射線医学講座教授) 大阪大学医学部付属病院(大阪府)
℡06-6879-5111 肝細胞ガンに対して、ガン存在区域への塞栓化学療法で壊死させる
佐々木洋
��参事兼第一外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 内科、放射線科とのチーム医療による集学的治療。症例は関西最多
高安幸生
��放射線科部長) 市立芦屋病院(兵庫県)
℡0797-31-2156 IVR手法で肝臓ガン患部に直接抗ガン剤を投与し、好成績を実現
才津秀樹
��外科医長) 国立病院九州医療センター(福岡県)
℡092-852-0700 マイクロ波焼灼治療で内視鏡肝切除と遜色ない低侵襲を達成した
食道ガン
加藤抱一
��特殊病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 内視鏡部、放射線科との連携で、縮小、合併治療などの選択も可
井上晴洋
��第1外科) 東京医科歯科大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3813-6111 食道ガンに対する内視鏡下食道切除と
再建術を併用しQOLに配慮
宇田川晴司
��消化器外科部長) 虎ノ門病院(東京都)
℡03-3588-1111 ガンの縮小治療・機能温存と根治性の両立を目指し、治療を個別化
吉田 操
��食道外科部長) 都立駒込病院(東京都)
℡03-3823-2101 他の医療機関からの難治患者も多く、
根治手術で世界からも注目
大津 敦
��5A病棟医長) 国立がんセンター東病院(千葉県)
℡0471-33-1111 食道がんに対する放射線化学療法で非切除治療。根治手術と同等成績
落合武徳
��第2外科教授) 千葉大学医学部付属病院(千葉県)
℡043-222-7171 遺伝子治療も視野に入れた広範な臨床姿勢。根治手術と縮小手術も
幕内博康
��消化器外科教授) 東海大学医学部付属病院(神奈川県)
℡0463-93-1121 内視鏡下で身体的負担の少ない手術。
早期ガンは100%社会復帰
田中乙雄
��外科部長) 新潟県立がんセンター新潟病院(新潟県)
℡025-266-5111 縮小、拡大手術まで集学的治療を併用して良好な実績を収める
伊藤勝基
��第2外科) 名古屋大学付属病院(愛知県)
℡052-741-2111 腹腔鏡下の切除術に定評がある。術後の化学療法の導入にも積極的
中尾昭公
��第2外科) 名古屋大学付属病院(愛知県)
℡052-741-2111 内視鏡補助下における食道の切除、
および再建術を強力に推進する
甲 利幸
��第1外科医長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 進行ガンも含め、3段階の治療法で5年生存率46%は全国一の成績
膵臓ガン 小菅智男
��第2領域外来部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 有数の症例経験にもとづく多種の治療法を組み合わせて根治例多い
高田忠敬
��第1外科教授) 帝京大学医学部付属病院(東京都)
℡03-3964-1211 臓器の温存など、高いQOLを目指し合理的な開発、改良で注目
尾形桂郎
��病院長) 栃木県立がんセンター(栃木県)
℡028-658-5151 積極的な外科治療と、
照射、抗ガン剤など集学的治療で成果大
真辺忠夫
��第1外科教授) 名古屋市立大学病院(愛知県)
℡052-851-5511 徹底した郭清と機能維持を図り、高いQOLを達成して高評価
石川 治
��第1外科部長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 拡大郭清や肝転移予防のための
��チャンネル化学療法で生存率向上
泌尿器ガン
福井 巌
��泌尿器科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 膀胱の全摘出など重篤な症例も多く、
尿路変更術などにも好成績
堀越 昇
��化学療法部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 自家白血球の培養によって強力な抗ガン剤投与が可能、副作用減少
山下 孝
��放射線治療科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 手術しない放射線温存治療に積極的。
抗ガン剤との併用も効果大
東原英二
��泌尿器科教授) 杏林大学医学部付属病院(東京都)
℡0422-47-5511 腎臓、膀胱、前立腺などの大手術の名手、腹腔鏡の使用にも積極的
村井 勝
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 ガンの進行度によって治療法を多角化、セカンドオピニオンも歓迎
垣添忠夫
��病院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 泌尿器ガンの根本治療、QOLを考慮した代用膀胱の開発で注目
鳶巣賢一
��尊号病棟部長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3353-1211 尿管悪性腫瘍に強く代用膀胱を開発。
自然排尿、性機能温存も
三木 誠
��泌尿器科教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 前立腺疾患の内視鏡手術等ではQOLを眼目とした臨床例が数多い
山中英寿
��泌尿器科教授) 群馬大学医学部付属病院(群馬県)
℡027-220-7111 前立腺ガンを得意とし、PSAを利用した早期発見で画期的成果
岡田裕作
��泌尿器科教授) 滋賀医科大学医学部付属病院(滋賀県)
℡077-548-2111 過去2000症例をもとにして
患者の個別状況にきめ細かく対応する
頭頸部ガン
鎌田信悦
��頭頸科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 顔の変形を防ぐ再建術、頭蓋底部への重い進行ガンの手術に定評
佐竹文介
��頭頸科部長) 群馬県立がんセンター(群馬県)
℡0276-38-1111 事前の説明、検討などオープンな治療で好評。とくに舌ガンに強い
海老原敏
��病院長9 国立がんセンター東病院(千葉県)
℡0471-33-1111 定評ある外科手術で、他の再手術なども多い当分野の第一人者
吉野邦俊
��耳鼻咽喉科部長) 大阪府立成人病センター(大阪府)
℡06-6972-1181 2000例を超える症例をもとに、
喉頭温存を前提の治療で先駆者的存在
脳腫瘍
吉本高志
��脳神経外科教授) 東北大学医学部付属病院(宮城県)
℡022-717-1211 最新の非侵襲的検査、内視鏡、ガンマナイフなどを積極的に導入
河瀬 斌
��脳神経外科教授) 慶應義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1211 設備、経験、実績に加え、最先端の治療への取り組みも積極的
野村和弘
��副院長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 腫瘍専門病院としての総合的態勢で、
あらゆる治療法で対応する
水上公宏
��理事長) 千葉脳神経外科病院(千葉県)
℡043-250-1228 脳ドックの先駆者で、
脳卒中手術の実績は6000例以上を数える
皮膚ガン
石原和之
��所長) 石原診療所(東京都)
℡03-5560-3000 悪性黒色腫については第一人者。
皮膚ガン増加傾向に警笛を鳴らす
池田重雄
��皮膚科) 埼玉医科大学付属病院(埼玉県)
℡0492-76-1111 悪性黒色腫などの手術法を確立。
免疫・化学療法にも積極的姿勢
乳・子宮ガン
霞富士雄
��乳腺外科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 的確な進行度判断にもとづく治療法の選択、乳房温存にも高実績
荷見勝彦
��婦人科部長) 癌研究会付属病院(東京都)
℡03-3918-0111 子宮ガンの理論と臨床、治療の基礎研究にも多くの実績をのこす
青木大輔
��産婦人科講師) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1121 患者の生活設計を重視し、卵巣切除を最小限に止めて出産も可能に
進 伸幸
��産婦人科診療医長) 慶応義塾大学病院(東京都)
℡03-3353-1121 早期子宮ガン手術ではリンパ節を温存することで術後のQOLを維持
福富隆志
��外科医長) 国立がんセンター中央病院(東京都)
℡03-3542-2511 乳房温存手術の適応拡大を目指し、
身体にやさしいガン治療を実現
川端隆志
��外科医長) JR東京総合病院(東京都)
℡03-3320-2200 早い時期から乳房温存治療を推進。
データに基づく化学療法を導入
高山雅臣
��産婦人科主任教授) 東京医科大学病院(東京都)
℡03-3342-6111 内視鏡、CTなど最新診断を採用、
光線、免疫治療なども併用する
宮内 充
��乳腺外科医長) 千葉県がんセンター(千葉県)
℡043-264-5431 細胞診による早期診断が好調、高レベルの乳房温存手術が好評
雨宮 厚
��乳腺外科部長) 大船中央病院(神奈川県)
℡0467-45-8111 可能なかぎり乳房温存を図る治療で、
��400例の実績を挙げている
蔵本博行
��婦人科教授) 北里大学病院(神奈川県)
℡042-778-8111 予後のケアに重点。妊娠・出産が可能なレーザーなどの治療効果大
肝臓がんによる黄疸
皮膚が黄色くなってしまうのが黄疸です。色々な原因がありますが、その一つが肝臓がんです。
肝臓がんによって肝機能が下がると黄疸になります。本来、胆汁の成分となるはずのビリルビンという黄色の物質が血液中に蓄積されてしまうためです。
赤血球は古くなると血流から取り除かれるのですが、赤血球の中でも酸素を運んでいるヘモグロビンは分解されて、ビリルビンという物質になります。
肝機能が低下して胆汁としてビリルビンが排出されるスピードが落ちてしまうと、血流の中に溜まってしまい、白目や皮膚の色を黄色くしてしまうのです。
黄疸は他にも色々な病気によって引き起こされます。同じ癌でも膵臓癌が原因になっていることもありますし、胆石やすい炎が関与していることもあります。
黄疸の症状皮膚や白目が黄色くなるといった外見的な特徴のほかに、尿の色が濃くなることや、皮膚のかゆみを感じることもあります。また、吐き気や発熱が同時に起きることもあります。
黄疸は進行してから現れる肝臓がんが原因になっている場合には、黄疸は初期症状として現れるものではありません。
ほとんどの場合には、すでに進行してから生じ、末期になってから発見されることも少なくありません。
肝臓がんによって肝機能が下がると黄疸になります。本来、胆汁の成分となるはずのビリルビンという黄色の物質が血液中に蓄積されてしまうためです。
赤血球は古くなると血流から取り除かれるのですが、赤血球の中でも酸素を運んでいるヘモグロビンは分解されて、ビリルビンという物質になります。
肝機能が低下して胆汁としてビリルビンが排出されるスピードが落ちてしまうと、血流の中に溜まってしまい、白目や皮膚の色を黄色くしてしまうのです。
黄疸は他にも色々な病気によって引き起こされます。同じ癌でも膵臓癌が原因になっていることもありますし、胆石やすい炎が関与していることもあります。
黄疸の症状皮膚や白目が黄色くなるといった外見的な特徴のほかに、尿の色が濃くなることや、皮膚のかゆみを感じることもあります。また、吐き気や発熱が同時に起きることもあります。
黄疸は進行してから現れる肝臓がんが原因になっている場合には、黄疸は初期症状として現れるものではありません。
ほとんどの場合には、すでに進行してから生じ、末期になってから発見されることも少なくありません。
男女別・年齢別にみた年間の肝臓がん死亡率
肝臓がんには、二通りあります。ひとつは肝臓自身からできる癌で、これを「原発性肝癌」と云います。もうひとつは他の臓器の癌、たとえば胃癌とか大腸癌の細胞が、門脈を通って肝臓に到達し、そこで成長する「転移性肝癌」です。
肝臓には基本となる肝細胞の他に胆道系の細胞がありますから、原発性肝癌にも二通りあります。
肝細胞癌と胆管癌で、肝炎ウイルスが原因となっている場合には、全て肝細胞癌だと断言できます。全てをひっくるめて圧倒的に多いのは肝細胞癌ですが、組織を詳しく調べないと厳密に区別することが難しい場合があります。
死亡統計では「肝癌」、肝炎ウイルスが関連している場合には「肝細胞癌」として、この二つを使い分けることにしました。
2001年に死亡した癌患者で癌が発生した臓器別の頻度を男女で比較すると、男性では肺癌と胃癌に次いで肝癌が第3位を占めます。
4位が大腸癌で5位が食道癌と続きます。女性での肝癌は胃癌、大腸癌と肺癌に次いで第4位にあり、女性に特有な癌である5位の乳癌よりも頻度が高くなっています。
年とともに肝癌が増加することが確実に予想できますので、肝癌の順位は男性でも女性でも近い将来に上がっていく筈です。
臓器以外にも、女性の癌患者は男性の癌患者と比べて、様子がずいぶん違っています。全体として10万人当たりの死亡数が男性と比べてずいぶん少ないです。
絶対数でも2001年で男性の癌死亡が10万人当たり209人、女性で103人ですから、男性が女性の二倍も多く癌で死亡しています。勿論、肝癌も男性上位でもっとこの傾向が強く、肝炎ウイルスが原因になる肝細胞癌では、男女比が3対1から4対1もあります。
2000年の男女別、年齢別の肝癌患者を比較しますと、男女とも、40代から80代のなかばまでに肝癌が集中していますが、40歳以下の若い人にも肝癌が発生します。
また、男女ともなだらかな山の形となっていますが、よく見ると、男性のピークは60~64歳にあり、女性ではもう少し高齢にあります。全体のパターンと平均年齢から、女性の肝癌は男性より5年くらい遅れて発症することが知られています。
肝臓には基本となる肝細胞の他に胆道系の細胞がありますから、原発性肝癌にも二通りあります。
肝細胞癌と胆管癌で、肝炎ウイルスが原因となっている場合には、全て肝細胞癌だと断言できます。全てをひっくるめて圧倒的に多いのは肝細胞癌ですが、組織を詳しく調べないと厳密に区別することが難しい場合があります。
死亡統計では「肝癌」、肝炎ウイルスが関連している場合には「肝細胞癌」として、この二つを使い分けることにしました。
2001年に死亡した癌患者で癌が発生した臓器別の頻度を男女で比較すると、男性では肺癌と胃癌に次いで肝癌が第3位を占めます。
4位が大腸癌で5位が食道癌と続きます。女性での肝癌は胃癌、大腸癌と肺癌に次いで第4位にあり、女性に特有な癌である5位の乳癌よりも頻度が高くなっています。
年とともに肝癌が増加することが確実に予想できますので、肝癌の順位は男性でも女性でも近い将来に上がっていく筈です。
臓器以外にも、女性の癌患者は男性の癌患者と比べて、様子がずいぶん違っています。全体として10万人当たりの死亡数が男性と比べてずいぶん少ないです。
絶対数でも2001年で男性の癌死亡が10万人当たり209人、女性で103人ですから、男性が女性の二倍も多く癌で死亡しています。勿論、肝癌も男性上位でもっとこの傾向が強く、肝炎ウイルスが原因になる肝細胞癌では、男女比が3対1から4対1もあります。
2000年の男女別、年齢別の肝癌患者を比較しますと、男女とも、40代から80代のなかばまでに肝癌が集中していますが、40歳以下の若い人にも肝癌が発生します。
また、男女ともなだらかな山の形となっていますが、よく見ると、男性のピークは60~64歳にあり、女性ではもう少し高齢にあります。全体のパターンと平均年齢から、女性の肝癌は男性より5年くらい遅れて発症することが知られています。
東日本と西日本で違う肝臓がん死亡率
長期にわたる大量の飲酒は、アルコール性肝硬変を介して肝がんを引き起こすのではないかとされてきました。
ドイツのレールバッハ博士(1967)が「飲酒量とアルコール性肝障害は密接に関連しており、1日平均180g(日本酒で約7.5合)以上のアルコールを15年以上摂取すると、アルコール性肝炎や肝硬変の発生頻度が非常に高くなる」と報告した。
日本酒換算で1日平均7合以上飲むとアルコール性肝障害を引き起こす、と短絡的に結びつけられました。
しかし日本における肝がんの死亡率には大きな地域差があります。
日本酒など醸造酒を多く飲む東日本と比べて、蒸留酒(焼酎・ウイスキー他)の消費が多いとされる西日本の方が肝がんでの死亡率が高く、これは戦後ほぼ一貫した地域特性となっています。
ドイツのレールバッハ博士(1967)が「飲酒量とアルコール性肝障害は密接に関連しており、1日平均180g(日本酒で約7.5合)以上のアルコールを15年以上摂取すると、アルコール性肝炎や肝硬変の発生頻度が非常に高くなる」と報告した。
日本酒換算で1日平均7合以上飲むとアルコール性肝障害を引き起こす、と短絡的に結びつけられました。
しかし日本における肝がんの死亡率には大きな地域差があります。
日本酒など醸造酒を多く飲む東日本と比べて、蒸留酒(焼酎・ウイスキー他)の消費が多いとされる西日本の方が肝がんでの死亡率が高く、これは戦後ほぼ一貫した地域特性となっています。
肝臓がんの進行速度
原発性肝臓がんの肝細胞がんの進行速度はまさに人それぞれですが、進行が早いと言われるスキルス性の胃がんに比べたら、比較的進行がゆっくりのがんです。
肝臓がんの原因であるウィルスに感染していることに気が付かず、治療をせずにいると、ウィルス感染から10年~30年ほどかけて肝炎、肝硬変、そして肝臓がんへと悪化していきます。
50歳頃からウィルス感染の進行は早くなってしまうため、結果的に肝臓がんになるのは早いと言われています。
肝臓がんになってしまっても進行は比較的遅いのですが、着実に進んでいってしまうので、早くに発見して治療をしなければいけません。
進行速度はがんの種類や状態、大きさ、そして年齢などによって変わってきます。
年齢が若い30代40代といった人のほうが肝細胞癌がんの進行が早く、気がついた時にはかなり進行していたというケースも少なくありません。
高齢者で肝細胞がんの進行が遅く、転移は見られるものの上手く治療をすることができるケースもあります。
進行速度の違いというのはがんの種類、状態、年齢による部分も大きいのです。
同じ肝臓がんでも、胆管細胞がんという種類の場合、肝細胞がんよりも進行が早いと言われています。
転移性肝臓がんの場合は、既に他の臓器からの転移ということで進行速度も人それぞれ大きく異なってきます。
一般的に、転移性肝臓がんの進行速度は原発の方のがんの進行速度を見ます。
原発が胃がんの場合は進行が早いと言えますし、大腸がんの場合は進行が遅いと言えます。
肝臓がんの原因であるウィルスに感染していることに気が付かず、治療をせずにいると、ウィルス感染から10年~30年ほどかけて肝炎、肝硬変、そして肝臓がんへと悪化していきます。
50歳頃からウィルス感染の進行は早くなってしまうため、結果的に肝臓がんになるのは早いと言われています。
肝臓がんになってしまっても進行は比較的遅いのですが、着実に進んでいってしまうので、早くに発見して治療をしなければいけません。
進行速度はがんの種類や状態、大きさ、そして年齢などによって変わってきます。
年齢が若い30代40代といった人のほうが肝細胞癌がんの進行が早く、気がついた時にはかなり進行していたというケースも少なくありません。
高齢者で肝細胞がんの進行が遅く、転移は見られるものの上手く治療をすることができるケースもあります。
進行速度の違いというのはがんの種類、状態、年齢による部分も大きいのです。
同じ肝臓がんでも、胆管細胞がんという種類の場合、肝細胞がんよりも進行が早いと言われています。
転移性肝臓がんの場合は、既に他の臓器からの転移ということで進行速度も人それぞれ大きく異なってきます。
一般的に、転移性肝臓がんの進行速度は原発の方のがんの進行速度を見ます。
原発が胃がんの場合は進行が早いと言えますし、大腸がんの場合は進行が遅いと言えます。
コーヒーの摂取量が多いと肝臓がんの発生率が低下
コーヒーを飲んでいる人は肝臓がんの死亡率が低いという研究結果が報告されています。
研究によるとコーヒーを飲まない人と比べて摂取群では肝臓がん発症リスクが全体で41%低下していました。
コーヒーの摂取量別の肝臓がんリスクの低下は,少量~中等量飲用群が30%,大量飲用群が55%でした。また,1 日のコーヒー摂取が 1 杯増えることにより全体で23%のリスク低下が認められました。
��日2~3杯程度のコーヒーで肝臓がんの発生リスクが半分くらいになるという報告は魅力的です。
動物実験でもコーヒーには大腸がんや肝臓がんの発生を抑える効果が報告されています。
発がん予防効果のメカニズムとして、コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール類やメラノイジンによる抗酸化作用が指摘されています。
野菜や果物から抗酸化物質を多く摂取していると一般的に考えられていますが、米国人は他の食品よりもコーヒーから抗酸化物質を多く摂取しているという報告もあります。
肝臓がんの発生や再発予防において抗酸化作用は重要なので、抗酸化作用の強い成分を豊富に含むコーヒーが有効なのかもしれません。
研究によるとコーヒーを飲まない人と比べて摂取群では肝臓がん発症リスクが全体で41%低下していました。
コーヒーの摂取量別の肝臓がんリスクの低下は,少量~中等量飲用群が30%,大量飲用群が55%でした。また,1 日のコーヒー摂取が 1 杯増えることにより全体で23%のリスク低下が認められました。
��日2~3杯程度のコーヒーで肝臓がんの発生リスクが半分くらいになるという報告は魅力的です。
動物実験でもコーヒーには大腸がんや肝臓がんの発生を抑える効果が報告されています。
発がん予防効果のメカニズムとして、コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール類やメラノイジンによる抗酸化作用が指摘されています。
野菜や果物から抗酸化物質を多く摂取していると一般的に考えられていますが、米国人は他の食品よりもコーヒーから抗酸化物質を多く摂取しているという報告もあります。
肝臓がんの発生や再発予防において抗酸化作用は重要なので、抗酸化作用の強い成分を豊富に含むコーヒーが有効なのかもしれません。
肝臓を守る正しいお酒の飲み方
1 自分の体質にあった適量で
飲みすぎないことは鉄則だが、自分に合った量を知ることが最も大切です。
酒の影響が表れてくるのは飲み始めて30分~1時間後なので、酒の初心者は最初の1時間、少しずつアルコールを摂取しながら、自分の体調の変化を見極め、1時間あたりに飲める自分の適量を知るようにしよう。
水で割れる焼酎などの酒で、濃さを調整しながら飲むのがお勧めです。
2 酒は“いち銘柄”に。飲み方を変えて
複数の酒を一度に飲むと酔いやすいのはよく知られているが、同じ種類の酒でも銘柄を変えると酔いやすくなることはあまり知られていない。
銘柄が違うと成分も若干異なるため、アルコール分解機能をもつ肝臓に負担がかかりやすい。
3 飲んだアルコールと同量の水を摂取する
アルコールは肝臓で分解されるが、その過程で大量の水が必要です。
飲んだアルコール量と同じかそれ以上の水分を摂るようにしよう。
また、焼酎やウイスキーは水で割って飲むことができるのでお勧め。
「飲みすぎたな」と思ったら寝る前に水を大量に摂る。
4 酒の温度に注意する。常温か、お湯割りで
人間は、舌の温度(約35℃)に近いほど、味を感じることができる。
酒も、常温~少し暖かい程度が、最も味わいを感じられる状態だ。
冷えすぎた酒は内臓を冷やすことにもつながり体に負担がかかるので、特に夜22時以降は、ロックは避けるようにしよう。
お湯割りは香りも強く、飲みすぎ防止効果もあります。
5 高たんぱくの食事と組み合わせて
食事を食べながら飲むのは、酔いすぎないための基本です。
肝臓のエネルギー源はたんぱく質なので、高たんぱくの食事(肉料理、魚料理、卵料理、豆類)をとりながら飲むのが特にお勧めです。
飲みすぎないことは鉄則だが、自分に合った量を知ることが最も大切です。
酒の影響が表れてくるのは飲み始めて30分~1時間後なので、酒の初心者は最初の1時間、少しずつアルコールを摂取しながら、自分の体調の変化を見極め、1時間あたりに飲める自分の適量を知るようにしよう。
水で割れる焼酎などの酒で、濃さを調整しながら飲むのがお勧めです。
2 酒は“いち銘柄”に。飲み方を変えて
複数の酒を一度に飲むと酔いやすいのはよく知られているが、同じ種類の酒でも銘柄を変えると酔いやすくなることはあまり知られていない。
銘柄が違うと成分も若干異なるため、アルコール分解機能をもつ肝臓に負担がかかりやすい。
3 飲んだアルコールと同量の水を摂取する
アルコールは肝臓で分解されるが、その過程で大量の水が必要です。
飲んだアルコール量と同じかそれ以上の水分を摂るようにしよう。
また、焼酎やウイスキーは水で割って飲むことができるのでお勧め。
「飲みすぎたな」と思ったら寝る前に水を大量に摂る。
4 酒の温度に注意する。常温か、お湯割りで
人間は、舌の温度(約35℃)に近いほど、味を感じることができる。
酒も、常温~少し暖かい程度が、最も味わいを感じられる状態だ。
冷えすぎた酒は内臓を冷やすことにもつながり体に負担がかかるので、特に夜22時以降は、ロックは避けるようにしよう。
お湯割りは香りも強く、飲みすぎ防止効果もあります。
5 高たんぱくの食事と組み合わせて
食事を食べながら飲むのは、酔いすぎないための基本です。
肝臓のエネルギー源はたんぱく質なので、高たんぱくの食事(肉料理、魚料理、卵料理、豆類)をとりながら飲むのが特にお勧めです。
肝臓がんの入院期間
肝臓がんの入院期間は何ヶ月も及ぶというのは多くはありませんが、やはりがんですから入院は必要となってきます。
一般的な原発性肝臓がんの切除手術をする場合の入院期間
手術の数日前から入院し、手術に備えます。
手術後は傷の治りや体調などを見て退院の日を決めますが、ほとんどの人は10~20日ほどで退院できます。
がんの切除手術ではなく、経皮的エタノール注入療法や経皮的マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法といった局所治療の場合の入院期間はより短くて、3日~1週間程度で済みます。
がん以外に肝硬変がある場合や高齢の場合などは入院期間が一ヶ月ほどに長引いてしまう人もいます。
厚生労働省によると肝臓がんの平均入院日数は26日となっています。
通常の手術で必要な日数よりも長いのがわかります。
がんが再発するたびに検査が必要になりますので、約一ヶ月の期間の入院が再発のたびにあると思った方がいいかもしれません。
肝臓がんの入院は、連続で数ヶ月というよりも、入退院を繰り返すというイメージです。
転移性の場合の入院は、原発のがんの治療が中心となってくるのではっきりとした入院期間ははっきりとわからないものです。
原発のがんの治療が入院の必要のない抗がん剤治療をするケースもあれば、原発のがんの切除手術と、転移性肝臓がんの切除手術を同時期に行うケースもあります。
転移性のがんの状態だけでなく、原発のがんの状態に大きく左右されてしまうのですが、がんの多くの平均入院日数は30日前後というデータがあります。
がんの状態が悪いときは退院できず、しばらく入院が続くという人も少なくはありません。
一般的な原発性肝臓がんの切除手術をする場合の入院期間
手術の数日前から入院し、手術に備えます。
手術後は傷の治りや体調などを見て退院の日を決めますが、ほとんどの人は10~20日ほどで退院できます。
がんの切除手術ではなく、経皮的エタノール注入療法や経皮的マイクロ波凝固療法、ラジオ波焼灼療法といった局所治療の場合の入院期間はより短くて、3日~1週間程度で済みます。
がん以外に肝硬変がある場合や高齢の場合などは入院期間が一ヶ月ほどに長引いてしまう人もいます。
厚生労働省によると肝臓がんの平均入院日数は26日となっています。
通常の手術で必要な日数よりも長いのがわかります。
がんが再発するたびに検査が必要になりますので、約一ヶ月の期間の入院が再発のたびにあると思った方がいいかもしれません。
肝臓がんの入院は、連続で数ヶ月というよりも、入退院を繰り返すというイメージです。
転移性の場合の入院は、原発のがんの治療が中心となってくるのではっきりとした入院期間ははっきりとわからないものです。
原発のがんの治療が入院の必要のない抗がん剤治療をするケースもあれば、原発のがんの切除手術と、転移性肝臓がんの切除手術を同時期に行うケースもあります。
転移性のがんの状態だけでなく、原発のがんの状態に大きく左右されてしまうのですが、がんの多くの平均入院日数は30日前後というデータがあります。
がんの状態が悪いときは退院できず、しばらく入院が続くという人も少なくはありません。
G型肝炎とは
肝炎ウイルスは、これまでA、B、C、D、Eの5種類のほかに、G型とTT型が発見され、合計7種類とする説もありました。その後の研究で、G型肝炎、TT型肝炎に感染しながら肝炎を発症しない人が多いことが分かりました。
最近ではG型とTT型は肝炎ウイルスの部類に入れないことになっています。
【G型肝炎】
G型肝炎は、肝炎です。
ほとんどは輸血経験者で、透析患者や血友病患者が多いので、医療行為が原因と考えられています。
日本で、献血のときにG型肝炎ウイルスをチェックしたところ、100人に1人が感染していたそうです。
G型肝炎ウイルスは、C型肝炎ウイルスに構造が似ていることが特徴です。
G型肝炎は、急性肝炎を発症しても自覚症状が黄疸が出ることもほとんどありません。
最近ではG型とTT型は肝炎ウイルスの部類に入れないことになっています。
【G型肝炎】
G型肝炎は、肝炎です。
ほとんどは輸血経験者で、透析患者や血友病患者が多いので、医療行為が原因と考えられています。
日本で、献血のときにG型肝炎ウイルスをチェックしたところ、100人に1人が感染していたそうです。
G型肝炎ウイルスは、C型肝炎ウイルスに構造が似ていることが特徴です。
G型肝炎は、急性肝炎を発症しても自覚症状が黄疸が出ることもほとんどありません。
E型肝炎とは
E型肝炎は、A型肝炎と同じように、ウイルスの保菌者の便によって汚染された生水や食品を口にすることで感染します。
E型肝炎は、潜伏期間が感染源の生水や食品を突き止めるのが難しいといわれています。
潜伏期間を過ぎると、A型肝炎に似た、発熱や黄疸をともな急性肝炎を発症し、抗体ができて治ります。
【E型肝炎の特徴】
E型肝炎の特徴は、感染率が青年と大人で高く、小児で低いことがあげられます。
ウイルス性肝炎にくらべて、劇症肝炎になりやすいことです。
女性がE型肝炎に感染してしまうと劇症肝炎になりやすいといわれ、その死亡率は20%という高い確立なので注意が必要です。
【E型肝炎の治療法】
E型肝炎の治療法は、A型肝炎と同じで、劇症肝炎をのぞいて安静にすることが第一となります。
予防法は確立されていませんが、海外旅行などで多発地帯に行くときには、生水と食品を口にしないという心がけが必要です。
E型肝炎の多発地帯は、インドネシアなどです。
A型肝炎はワクチンが開発されていますが、E型肝炎のワクチンはまだ完成していません。
E型肝炎は、潜伏期間が感染源の生水や食品を突き止めるのが難しいといわれています。
潜伏期間を過ぎると、A型肝炎に似た、発熱や黄疸をともな急性肝炎を発症し、抗体ができて治ります。
【E型肝炎の特徴】
E型肝炎の特徴は、感染率が青年と大人で高く、小児で低いことがあげられます。
ウイルス性肝炎にくらべて、劇症肝炎になりやすいことです。
女性がE型肝炎に感染してしまうと劇症肝炎になりやすいといわれ、その死亡率は20%という高い確立なので注意が必要です。
【E型肝炎の治療法】
E型肝炎の治療法は、A型肝炎と同じで、劇症肝炎をのぞいて安静にすることが第一となります。
予防法は確立されていませんが、海外旅行などで多発地帯に行くときには、生水と食品を口にしないという心がけが必要です。
E型肝炎の多発地帯は、インドネシアなどです。
A型肝炎はワクチンが開発されていますが、E型肝炎のワクチンはまだ完成していません。
D型肝炎とは
D型肝炎とは、ウイルス性の病気です。
D型肝炎ウイルスは、肝炎を起こす性質をもってはいますが、それ自体では存在できません。
D型肝炎ウイルスは、B型肝炎がなければ存在できません。
【δ(デルタ)肝炎】
B型肝炎の患者の肝細胞から、HBV(B型肝炎ウイルス)とは違うウイルスが発見されました。
ウイルスは、“δ(デルタ)因子”と名づけられました。
その後の研究で、δ因子はウイルスであることが分かりました。
この肝炎は、現在ではD型肝炎と呼ばれるようになりました。
【D型肝炎の特性と地域】
HDV(D型肝炎ウイルス)はHDV自体を捉えることはできません。
抗体を検出することはできます。
それによって、D型肝炎に感染しているかどうかを調べることができます。
D型肝炎は、島などに多い肝炎です。
アジアはB型肝炎の多発地帯ですが、陽性率は低いといわれています。
日本では、HBV(B型肝炎ウイルス)キャリア(ウイルスを持っている人)の0.1~0.4%にすぎないそうです。
【D型肝炎に感染すると?】
D型肝炎は、血液で感染します。
・輸血などでB型肝炎とD型肝炎に同時に感染する場合・もともとB型肝炎のキャリア(ウイルスを持っている人)がD型肝炎に重感染する場合
※重感染とは、ある肝炎のキャリアが別の肝炎に感染することをいいます。
B型肝炎・D型肝炎を感染する場合では、B型肝炎が一過性ですむため、B型肝炎が治るとD型肝炎も無くなります。
B型肝炎・D型肝炎、2種類の急性肝炎が起きるため、劇症肝炎などにといわれています。
B型肝炎のキャリアがD型肝炎に感染した場合、問題になることがあります。
B型慢性肝炎への重感染で、B型慢性肝炎が劇症化することもあります。
B型肝炎のキャリアがD型肝炎に感染した場合、D型肝炎が率が高くなり、70%がB型肝炎とD型肝炎のキャリアにといわれています。
【D型肝炎の治療】
D型肝炎ウイルスは、B型肝炎ウイルスがなければ存在できません。
D型肝炎は、B型肝炎を体から追い出せば排除されるので、D型肝炎の治療としてはB型肝炎の治療を行ないます。
D型肝炎ウイルスは、肝炎を起こす性質をもってはいますが、それ自体では存在できません。
D型肝炎ウイルスは、B型肝炎がなければ存在できません。
【δ(デルタ)肝炎】
B型肝炎の患者の肝細胞から、HBV(B型肝炎ウイルス)とは違うウイルスが発見されました。
ウイルスは、“δ(デルタ)因子”と名づけられました。
その後の研究で、δ因子はウイルスであることが分かりました。
この肝炎は、現在ではD型肝炎と呼ばれるようになりました。
【D型肝炎の特性と地域】
HDV(D型肝炎ウイルス)はHDV自体を捉えることはできません。
抗体を検出することはできます。
それによって、D型肝炎に感染しているかどうかを調べることができます。
D型肝炎は、島などに多い肝炎です。
アジアはB型肝炎の多発地帯ですが、陽性率は低いといわれています。
日本では、HBV(B型肝炎ウイルス)キャリア(ウイルスを持っている人)の0.1~0.4%にすぎないそうです。
【D型肝炎に感染すると?】
D型肝炎は、血液で感染します。
・輸血などでB型肝炎とD型肝炎に同時に感染する場合・もともとB型肝炎のキャリア(ウイルスを持っている人)がD型肝炎に重感染する場合
※重感染とは、ある肝炎のキャリアが別の肝炎に感染することをいいます。
B型肝炎・D型肝炎を感染する場合では、B型肝炎が一過性ですむため、B型肝炎が治るとD型肝炎も無くなります。
B型肝炎・D型肝炎、2種類の急性肝炎が起きるため、劇症肝炎などにといわれています。
B型肝炎のキャリアがD型肝炎に感染した場合、問題になることがあります。
B型慢性肝炎への重感染で、B型慢性肝炎が劇症化することもあります。
B型肝炎のキャリアがD型肝炎に感染した場合、D型肝炎が率が高くなり、70%がB型肝炎とD型肝炎のキャリアにといわれています。
【D型肝炎の治療】
D型肝炎ウイルスは、B型肝炎ウイルスがなければ存在できません。
D型肝炎は、B型肝炎を体から追い出せば排除されるので、D型肝炎の治療としてはB型肝炎の治療を行ないます。
アルコール性肝障害
アルコール性肝障害とはアルコールの摂取しすぎによって起こる病気です。
アルコールが原因で起きる肝障害は肝臓病全体から見ると決して多くありません。
長年お酒を飲み続けるとアルコール性肝障害になる可能性は高くなります。
ビールなら大瓶6本ぐらいを毎日欠かさず15年以上飲酒している場合、50パーセント以上の確率で肝硬変なるというデータがあります。
肝硬変にならなくても、アルコールの多量摂取によって何らかのアルコール性肝障害を起こしているとされています。
アルコールが大好きな方はアルコール性肝障害にならずに、ずっとお酒を飲めるように考えながら飲むようにすることがお勧めです。アルコール性肝障害は進行すれば命にかかわる病気です。
アルコールが原因で起きる肝障害は肝臓病全体から見ると決して多くありません。
長年お酒を飲み続けるとアルコール性肝障害になる可能性は高くなります。
ビールなら大瓶6本ぐらいを毎日欠かさず15年以上飲酒している場合、50パーセント以上の確率で肝硬変なるというデータがあります。
肝硬変にならなくても、アルコールの多量摂取によって何らかのアルコール性肝障害を起こしているとされています。
アルコールが大好きな方はアルコール性肝障害にならずに、ずっとお酒を飲めるように考えながら飲むようにすることがお勧めです。アルコール性肝障害は進行すれば命にかかわる病気です。
アルコールと肝臓病の関係
アルコールが摂取されると肝臓によってエネルギー源に変えられ最終的には炭酸ガスと水に分解され排出されます。
毎日大量にアルコールを摂取すると、肝臓は絶えず働き続け休むことが出来ずに傷んでアルコール性肝障害の可能性が高まります。
またアルコール性肝障害の問題は摂取するアルコールの量であり、アルコールに強い、弱いということと、アルコール性肝障害にはまったく関係がありません。
アルコールを大量に飲む人ほどアルコール性肝障害になる可能性が高いです。
お酒が好きな方はアルコール性肝障害の発見のためにも年に1回は、生活習慣病予防健診で肝臓の検査を受けるといいでしょう。
アルコール性肝障害などの異常が見つかれば超音波検査やCT検査、腹腔鏡、肝生検などの詳しいが行われます。
アルコール性肝障害は、早期に発見し早期治療を受ければ肝がんに進むことはあまりありません。
毎日大量にアルコールを摂取すると、肝臓は絶えず働き続け休むことが出来ずに傷んでアルコール性肝障害の可能性が高まります。
またアルコール性肝障害の問題は摂取するアルコールの量であり、アルコールに強い、弱いということと、アルコール性肝障害にはまったく関係がありません。
アルコールを大量に飲む人ほどアルコール性肝障害になる可能性が高いです。
お酒が好きな方はアルコール性肝障害の発見のためにも年に1回は、生活習慣病予防健診で肝臓の検査を受けるといいでしょう。
アルコール性肝障害などの異常が見つかれば超音波検査やCT検査、腹腔鏡、肝生検などの詳しいが行われます。
アルコール性肝障害は、早期に発見し早期治療を受ければ肝がんに進むことはあまりありません。
登録:
投稿 (Atom)