肝臓の働きを高めるタウリン
肝臓に良い食べ物・食材には先に述べたような食品などが挙げられますが、その他にも魚介類、特に牡蠣などの【貝類】や【イカ】【タコ】などに多く含まれているタウリンという成分にも、肝機能を高める効果があるといわれています。
タウリンには身体を正常な状態に戻そうとする働きがあり、具体的には血圧やコレステロールを低下させたりする作用などがあるのですが、なかでも肝細胞の再生をはかり肝臓の働きを高めるといった効果が大いに期待できると言われています。
タウリンがアルコールの分解を早めて肝臓への負担を軽減アルコールの過剰摂取は肝炎をはじめ、肝臓の機能低下を招く大きな要因となっていることはよく知られていますが、タウリンには酵素の働きを助ける働きもあることから、アルコールの分解を早めて肝臓への負担を軽減する作用があることも分かっています。しかし、だからといってお酒の飲み過ぎを習慣化するのは禁物です。
ウコンのクルクミンが肝臓機能を向上
ウコン(ターメリック)が肝臓に良い食品であることはよく知られていますが、それはウコンに含まれている【クルクミン】という成分の効能によるところです。クルクミンには胆汁の分泌を促進する作用があり、肝臓の細胞が活発に働くことで肝機能が高まるといわれています。また、お酒を飲んだ際にアルコールは体内でアセトアルデヒトという有害物質が発生するのですが、クルクミンがこのアセトアルデヒトの分解を促進してくれるとことがわかっています。
ゴマリグナンが肝臓の働きを維持
向上ゴマに含まれている【ゴマリグナン】という成分は優れた抗酸化作用があり、体内で細胞を錆付かせる活性酸素を減らす働きがあることから、肝機能を改善する効果がひじょうに高いといわれています。
ゴマリグナンの効能肝臓という臓器は体内でも活性酸素が発生しやすい部分でもあり、そのため肝細胞がダメージを受けてしまいがちとなるのですが、強力な抗酸化作用を持つゴマリグナンを摂取することにより、増え過ぎる活性酸素を抑制し、肝臓の働きを維持するだけでなく向上させてくれる効果が期待できます。ちなみに、ゴマリグナンの主成分となっているのが、健康食品でも有名な【セサミン】です。